映像制作のボーダーレスの秘密

岡本 良太
岡本 良太
ご当地情報・東日本編
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『東京で一泊2000円台!?旧・山谷地区の激安旅館に泊まってきました』【Part 2】

<パート1はコチラ>

 

南千住駅から南に徒歩約10分、かつては“山谷(さんや)”という名前だった街に、『東京なのに2000円台で泊まれるホテル街がある』と聞きつけやってきたわけですが。

初日は僕の方向オンチと情報不足のせいで、一泊3000円台の部屋に泊まることに…いや、これでも東京の相場からしたら、とっても安い値段ではありますが。

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爽やかな朝。明るい室内、フカフカで清潔なフトン。起きて会社に行くのがもったいない感じ。

ホテルを出て駅まで歩く。昨夜は部屋探しに必死で、街を見渡す余裕なんてなかったんですが、

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漫画『あしたのジョー』で有名な泪橋。

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今はただの交差点の名前ですが、かつてはここに橋が架かっていたのでしょうか?

で、この交差点付近には、

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こんな感じで、そこら中に旅館やホテルが立ち並んでいるのだ!夕べは暗すぎてよくわからなかったのだけれど。

そして、玄関には『一泊2500円』2200円』とかの貼り紙が。

今夜は何としても2000円台の部屋に泊まりたい。
いや、泊まろう!泊まらねば!!

 

2日めの夜

仕事を早めに切り上げ、夜9時過ぎに南千住駅に着く。

昨夜学んだことは、

・宿は夜1011時ごろには閉まってしまう。

・看板の電気が消えているところはすでに満室の可能性大。

・一泊の相場は22002500円ぐらいか?

今日は金曜日で、しかも雨が降っている。さながらイス取りゲームのごとく空室奪い合戦になるのでは?急がねば。。。

 

もうすっかり慣れた道のりを『泪橋』の方に向かって歩き出す。けっこう雨が強かったので写真は撮れなかったんですが、今日は旅館の看板が至る所で煌々と輝いています。

やっぱり9時台にはココに着いてないとダメみたいですね。やっと一泊2000円台のお宿に泊まれそうな感じだっ!

 

…と、意気込んで、明かりの灯った宿を一軒一軒当たってみたのですが。

どこも「もう満室で」とか、「予約でいっぱいでして」と断られまくる始末。中には“空室あり”の貼り紙があるにもかかわらず「もう満室!」と素っ気なく断られることも。

どういうこと!?もしかして、あんまり歓迎されてないみたい??

でも、中には「ごめんね、この雨の中に…だいじょうぶ?ホントごめんね。」と優しい言葉を掛けてくれる宿屋さんや、わざわざ部屋から出てきて「ここの角を曲がった先の◯ ◯旅館なら空いてるかもよ?行ってみな」とアドバイスをくれるお客さんもいたりして…人情と優しさが刺さります。

ようやく・・・

そんなこんなで小1時間も、雨の中を歩きまわったでしょうか?諦めて、今夜も3000円台の宿に泊まろうか…と弱気になりかけた時、目の前に『一泊2200円』の看板が。

玄関を開け、ダメモトで「すみませーん、空いてる部屋ありますか~?」と声を掛けてみる。

すると、宿の管理人さん(?)と思しき方が現れて、「おう、空いてるよ!!雨の中ごくろうさんだね、さぁ上がんなよ!」と、まるで寅さんみたいな江戸っ子口調で歓迎してくださるではないか?よかったよ~!!

 

残念ながら、写真をブログでアップするのはNG。まあそれは仕方ないですね。

この辺りの宿に泊まり慣れていない旨を伝えると、またまたチャキチャキの江戸っ子口調で、この宿の利用方法について説明して下さりました。

 

要約すると、

・宿泊料は前払い。

・ここは門限が深夜12時で、それを超えると再入館はダメ。

・夜10時以降、部屋で電話を使うのは禁止。部屋の壁が厚くないので、音や会話が隣の部屋の迷惑になるため。どうしても電話で話したい時は、一階の『談話室』で。

・同様の理由で、夜遅くにテレビを観るときはイヤホンを使うこと。

・お風呂(共同)は夜10時まで。それ以降はシャワー(これも共同)を使うこと。

・チェックアウトは朝9時。

それぞれの宿で細かいルールや時間設定に違いもあるでしょうが、これがだいたいそのまま、この辺りで宿泊する、基本のルールという感じです。

 

ロビー(というか玄関)から、階段を上がって部屋に向かう。写真はNGなんで、簡単に様子を説明すると、

・通路も階段もそう汚い感じはない。昭和のアパートという雰囲気。

・畳の部屋で、広さは3畳弱ぐらい。

・小さい窓と、スーツやズボンなどを充分に掛けられるロッカーがひとつ。トイレと風呂やシャワーはなし(共同のものがあり、キレイに掃除されていました)

・テレビ、冷蔵庫、エアコン付き。コンセントもありました。

・ベッドではなくフトン。シーツや枕カバーなどは洗濯が行き届いていて、とても気持ちよかったです!

ごめんなさい、実はもっと汚い宿をイメージしていました…東京で一泊2200円なら充実しすぎの部屋です!全然問題なし。むしろ快適です!!

 

…ひとつだけ難点を挙げれば、『タバコのニオイが強い』というぐらいかな?喫煙者の僕が「うっ!?」と感じたぐらいだから、タバコ吸わない人は、この部屋のニオイはちょっときついかも?

それ以外は静かだし、フトンは清潔だし…カプセルホテルとは違って個室だから、こんな感じでノンビリと。

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許可をもらってパチリと一枚。ビールを飲みつつタバコを吸いつつ、清原さんの今後を見守ることだって可能です!

2日目を総括して

前日と違って夜9時ごろから部屋を探し始めたからか、今回は意外と早めに落ち着けました。ですが、それでも何軒もの宿に断られてしまいましたね。春休みシーズンの週末ということもあるんでしょうか?

やはり、早いうちに電話予約したりするほうが良いのでしょうかね。

 

とりあえず言えることは2200円の宿も予想以上に快適だった』ということ。

女性の方とか、共同トイレや共同浴場が苦手っていう人にはオススメできないかも?ですが、『とにかく宿代は抑えたい』というような人には絶対にオススメですよ!!

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さて、念願の(?)2000円台の宿で、花の都・大東京の夜を迎えることができました。

東京での宿泊はあと1回。次はさらに安い宿に泊まりたい…と思いつつ、ビールの酔いも手伝い、心地よく眠りについたのでした・・・

 

【Part 3】 に続く

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