映像制作のボーダーレスの秘密

ボーダーレス クルマ部
ボーダーレス クルマ部
ボーダーレスの日常
LINEで送る
このエントリーをはてなブックマークに追加

街で見かけたカッコいい車X2(中編)

>前編はこちら<

 

「VR-4って、5ナンバー時代の?」

 

―― そうです、E30のギャランVR-4です。当時ぼくは三菱系のガソリンスタンドでバイトしていまして。

 

「ほう、それで?」

 

―― 時々、本社の偉い方が来られるんですよ。その方がVR-4に乗っておられて。

 

「あのVR-4のエンジンって、

P1090092-1

ランエボに引き継がれていったんですよね、確か。」

 

―― “シリウスエンジン”ですね。このエボⅦの頃には別の系統になっているはずですが…たまに、その偉い方のVR-4を運転しなくちゃいけない時がありまして。

 

「それはスゴイ経験です。」

 

―― 当時まだ免許取りたてで。そこに、当時の2000ccクラス最強のターボを積んだギャランVR-4でしょ。しかも重役さんの(笑)

 

「あはは(笑)それは緊張しますね。まだ10代かハタチぐらいの頃でしょ?」

 

―― そうです。確か、あれが“ターボ車”初体験でしたよ。震えましたね。スゲェ!!って。

 

「ギャランはその後大型化して、ちょっと別の車になってしまいましたもんね。ランエボに当時のVR-4のイメージを重ねるのは分かる気がします。」

P1090099-1

―― トルクが太くて、街中でも運転しやすかったですよ。エボを見ると思い出してしまうんですよね。エンジン音も似ている気がします…すみません、関係のない思い出話で(苦笑)

P1090091-1

「いやいや、車を見て思い出がよみがえるって、とてもステキなことですよ。僕らがクルマの写真を撮るのは、思い出のインデックスがほしいからでしょ?しかし…

P1090095-54

僕にとってのランエボⅦは、ベタですが、やっぱり…」

 

―― 映画『ワイルド・スピードX2』でしょ?

 

「はい、その通り(笑)。ブライアンが乗っていたライムゴールドのエボⅦが印象強すぎて…『ワイルド・スピード』のウンチク話とか、どう?

 

―― いえ、それは映画コーナーでお願いします(笑)

トヨタ・パブリカ

続いては、珍しいクルマを。

P1090124-1

「すごいクルマと出会ってきたね(笑)まわりを見れば分かりますが、これ普通の高速道路のサービスエリアとかでしょ?」

 

―― そうです。イベント会場などではないですよ。普通に仕事での移動中に出会えまして。

 

トヨタ・パブリカですね!」

 

―― はい。よく“パプリカ”と間違えそうになる、パ・ブ・リ・カです。

P1090123-1

「オーナーさんらしき方の足が写り込んでしまっていますが(笑)これもアナタらしいチョイスですね。旧車好きな。」

 

―― はい、そんなに深く語れるほどの知識はないのですが(苦笑)旧車を見るとドキドキしますね。

 

「僕もそんなに詳しくは語れないのですが・・・可愛いフロントマスク。こちらも自然と笑顔になってしまいそうな。」

 

―― “ヨタハチ”の呼び名でおなじみの『トヨタスポーツ800』ってありますよね?あれって元々はこのパブリカのスポーツバージョンだったそうですよ。

 

「なるほど。そう言われれば、この表情はヨタハチに似てなくもない。

P1090126-1

「バンタイプのインテリアにスダレですか!?このレトロなクルマにぴったりの、最高のチューンナップパーツですよ!!素晴らしいの一言に尽きますね。」

P1090129-1

三角窓!!クルマにエアコンなんて夢また夢の時代があった、という証拠です。」

P1090130-1

―― 内装もまたシンプルで素晴らしいでしょ?

P1090140-1

「いや、もう、ただただ、『どうぞ大切に乗ってくださいませ!!』という、それだけというか。1960年代のクルマですもんね。50年も経って、この美貌を保っておられるというだけで奇跡の1台ですよ!!」

 

―― この『パブリカ』で得たノウハウが、のちの『カローラ』にフィードバックされていくんですよね。トヨタのみならず、日本車の方向性を決定付けたという、金字塔的な1台でもあると思います。

日産・シルビア

そして、続きましては…

P1090693-1

「出ましたね、ついに。S14シルビア!」

 

―― 実はこれまでにも何枚か、『ボーダーレス・クルマ部』のメンバーは、シルビアや180SX、シルエイティなどの写真を街で撮っているんですよ。

 

「えっ、そうだったの?」

 

―― でも、あまりにも改造が激しすぎるものばかりで(苦笑)

 

「そのキャンバー、オニ過ぎだよ!とか?(笑)」

 

―― まず車検は通らないだろうと思って、自粛していたのですが。

P1090696-1

「うん。これは確かに上品というか…

P1090710-1

そうですよね。シルビアって本来はこういうクルマだったんですよね。」

 

(パート3につづく)

 

LINEで送る
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事一覧

100均のスマホ用マクロレンズで虫を撮りたい(1)
吉野家の裏メニュー、“ニクシタ”
街で見かけたステキな車X3-FUKUOKA DRIFT【前編