映像制作のボーダーレスの秘密

ボーダーレス クルマ部
ボーダーレス クルマ部
ボーダーレスの日常
LINEで送る
このエントリーをはてなブックマークに追加

街で見かけたカッコいい車X2(後編)

>前編はこちら<

 

>中編はこちら<

 

―― そうなんですよ。

P1090713-1

本当はスタイリッシュなデートカーだったんですよね、シルビアって。

 

「でも、このS14が発売されたときは…」

 

―― 非難轟々でしたね、正直(笑)僕が免許取ったのは、ちょうど“S13”が大人気の頃だったんですよ。なので、このS14にフルモデルチェンジした時の、あの衝撃といったら…

 

「たぶん、今これを読んで下さっている、アナタと同じ年代のクルマ好きの皆さんは、きっと当時の事を思い出しておられることでしょう(笑)」

 

―― なんで3ナンバーにするんだよ!?このデザインは何だ!?っていう(笑)

P1090695-1

「これは、その批判を受けてデザインチェンジした“後期型”ですね。」

 

―― これもテレビCMがカッコ良かったんですよ!ハイロウズの『相談天国』がBGMに使われていて…

 

「宝生舞さんの、“あの目ェがタマランわぁ~!”ですよね。」

P1090698-1

 

P1090702-1

「こうやって、改めてS14をゆっくり眺めると。」

 

―― カッコいいんですよね。当時はS13のインパクトがあまりにも強すぎて、比べすぎてしまったんですよね。ちょっと反省しています…

 

「でも、さっきも少し話に出てきたように、本来は“デートカー”なんですよね。」

 

―― 別にドリフト専用車とかではなくて。今では伝説的な扱いをされているS13も、出たばっかりの頃は“ナンパ車”なんて言われてましたもん(笑)

P1090696-1234

―― しかし…トヨタの86が復活しましたよね。今年の頭にはホンダのNSXも公開されました…そこで気になるのはシルビアの復活ですが。

 

「2011年のモーターショーで公開されたESFLOW(エスフロー)という電気自動車、これが後輪駆動だったので“シルビア復活か!?”と囁かれたのですが。

 

―― 一時は“2015年正式発表、16年に販売開始”という、かなり具体的な噂も流れましたよね。

 

「カッコよくて、走って楽しくて。しかも、若者でも頑張れば買える値段…シルビアって、“やっちゃえ”を体現するのにピッタリの存在だと思いますよ。吉報を待ちましょう!

ホンダ・ビート

続いての1台はコチラ!

P1090106-1

「おおっ、ホンダ・ビートですね。しかしキレイな青ですね!とても丁寧に乗っていらっしゃるのが分かります。」

 

―― とても20年前の車とは思えないですよね。今回2台目のオープンカーです。

 

「ちなみに、“オープンカー”というのは和製英語です。海外ではあまり通用しない言葉ですよ。」

 

―― そうらしいですね。国によって違うみたいですね。

 

「車のタイプによっても、微妙なニュアンスの違いみたいなのがあって…前編のユーノス・ロードスターや、

P1090110-1

今回のビートのような2シーター・スポーツタイプは“ロードスター”とか“コンバーチブル”という場合が多いみたいです。

 

―― “カブリオレ”という場合もありますよね?

 

「それは4人以上乗りのクルマや、セダンタイプのオープンカーに使われることが多いような気がします。」

 

―― なるほど。

P1090111-1

「それにしても…本当に状態の良すぎるビートですね。美しい!!」

 

―― オーナーさんはけっこう年配の方だったんですよ。中古車屋さんで“運命的な出会い”を感じて、それまでに乗っていたクルマを売り払い、今はこのビートにしか乗っておられないそうです。

 

「それこそまさに“クルマ愛”ですね!感動しますよ。僕もそういうドライバーになっていきたいですよね。」

P1090108-1

「学生の頃、先輩がビートに乗っていたんですよ。色は黄色だったけれど。いろいろと思い出します。これがまた、クルマのいいところですよ。」

 

―― そうですよね。車を見ただけで色々と思い出せてしまう。どこにドライブしたか、とか、誰とどんな会話をしたか、とか。

P1090104-1

「今年はS660もリリースされたし、去年出た『ダイハツ・コペン』も、今年になって丸目の“セロ”が発売されましたし。」

 

―― バブルが弾けてから、およそ20年ですもんね。

 

「そう。新しく出た軽オープンを買ってAZ-1、そしてこのビート、カプチーノの“ABCトリオ”が買えなかったという、悔しい思い出にケリをつけるのも良し…」

 

―― このオーナーさんのように、当時の車を探して、こうやって丁寧に乗るのも良し!ですね。

大昔に見たクルマ!?

―― では、最後にもう一つ。ちょっと反則というか、“大昔に見たカッコいいクルマ”なのですが。

supercar01-1

「うわっ!これ“童夢-零”!?」

 

―― このコーナーでは多少反則ぎみですが、懐かしいのを(笑)

 

「日本で唯一のスーパーカーとも言われているクルマではないですか!!しかも…フィルムで撮った写真ですよね!?」

 

―― もちろんです(笑)本当はボーダーレスの最強スタッフたちに頼んで、完全デジタル化しようとも思ったのですが。

 

「いやいや、これはこのままの方が。“FUJICOLOR78”の文字が泣かせるじゃないですか!1978年に撮ったものですか??」

 

―― アルバムに半券も挟んでありましたので。

ticket (1)-1

―― 『’78モーターフェスティバルin大阪』というイベントだったみたいですね。ちなみに、会場の大阪国際見本市というのは、現在の“インテックス大阪”ですが、これは今の場所に移転する前だったようです。

 

「貴重な資料ですよ。スーパーカーブームの頃でしょ?“童夢-零”の画像を検索しても、出てくるのは最近撮られたものばかりですし…ナマで見たんですよね!?」

 

―― “童夢-零”って謎のクルマだったんですよ、当時の少年たちにとって。今のようにネットで情報が入ってくる時代じゃないし。誰も実物を見た事がない。でも、なぜか、筆箱や下敷きにはその姿がプリントされているという(笑)

 

「だからこそ憧れたんですよね?」

 

―― そうです、感激しましたね!友達に自慢しまくりでしたよ。シルバーのボディもですが、この、フォグランプかな?オレンジ色が印象に残っていますね。

 

「チケットにも童夢-零がデザインされていますね…フィルムメーカーがイベントをスポンサードしているのにも注目です。当時も“クルマを撮る”ということが、趣味の一つとして認知されていたということですね。」

skyline-1

―― もうひとつ、謎の1台が。

 

ハコスカ!バリバリのレース仕様ですね!!」

 

―― これも同じ会場で撮ったものなんですが…謎なんですよ。たしか、高橋国光さんが50勝した時のGT-Rって触れ込みだったような記憶もあるんですよ。でも、詳しい事は分からなくて。

 

「さすがに僕も分からない(苦笑)まだ生まれてもいませんし。」

次の舞台は福岡!?

「今回は“懐かし特集”みたいになってしまいましたね。」

 

―― そうですね、ちょっと主旨からズレてしまいまして(苦笑)

 

「いや、でも、僕らボーダーレス・クルマ部は、“生まれながらのクルマ好き”であることが再確認できたな、と、個人的には感動していますよ(笑)」

 

―― 次回はいよいよ第3弾で、福岡県を舞台にしようという話も出ているのですが。

 

「えっ、本当に!?いつやるの??」

 

―― いや、まだ決まってはいませんが…

 

「それなら僕が福岡出張したときにしよう。そうしよう!決定っ!!」

 

―― じゃあ、有名なサービスエリアか道の駅で…

 

「グルメ&お買い物情報も満載でやりましょう!乞う、ご期待です!!」

 

―― …って、勝手に決まっちゃいましたけど。大丈夫かなぁ?(笑)

LINEで送る
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事一覧

旧車イベントに行ってきました【後編】
この春、上京する君へ…坂井ディレクターの場合【後編】
吉野家の裏メニュー、“ニクシタ”