映像制作のボーダーレスの秘密

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100均のスマホ用マクロレンズで虫を撮りたい(1)

先日、買出しの途中に立ち寄った100均ショップで目にした、

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これは!スマホにパチンと挟むだけで、寄った写真もOKになるという『スマホ用マクロレンズ』ではないか。

虫の写真を撮りたい!

スマホ用のマクロレンズ、前から気になっていました。

去年のこと。近所の公園を散歩していると、

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こ、これは!オオセンチコガネ!!激レアすぎる!!

まさかこんな所で出会えるとは。意外と都会にもいるんですね。生まれて初めて見ましたよ、オオセンチコガネ。

しかし…当然、ちゃんとしたカメラを持っているわけもないので、

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ひとまずスマホで撮ってはみたのですが…ダメだ!スマホのデジタルズームや、広い画からのトリミングでは、オオセンチコガネの特徴である前胸背板部分の縦溝がキレイに表れないし、それに、せっかくの光沢や甲虫ならでは質感も損なわれる気がする…もっと寄った写真を撮りたい!

しかも、できることなら『オートフォーカス』で撮りたい。最近のスマホは、まるで一眼レフカメラのようにマニュアル設定が可能なものも多いですが、いちいち設定している間に、虫はどこかに隠れてしまうよ…

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と、いうことで、速攻で購入してみましたスマホ用マクロレンズ。財布にでも入れておけそうなコンパクトサイズ。常にコレを所持しつつ、目指せ!栗林慧先生ですよ。投資はたった100円ですが。

寄れはするけど…

さっそくスマホにパチンと装着。クリップで挟むだけ。

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スマホカバーなどは外したほうがよいみたい。ケラレの原因になりそう。

試しに、小さいものの代表格、

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お米を接写…おおお、なかなかスゴいよ、

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100均ショップにスマホ用のマクロレンズがあるということは知っていたのですが、実は内心ちょっとナメていたのです。マクロなんて何万円もするものなのに、それが100円だなんて。まともに写るわけがないよ、と。

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でも、思ってたよりも全然マトモというか。パチンとクリップでスマホに挟んで、そしてオートで適当に撮っただけでこの感じ。これはイケるかも?虫の写真をキレイに撮れるかも??

 

ただ…少し心配なのは、

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このぐらい寄らないとピントが合わないということ。被写体まで1センチないぐらいの単焦点。一眼で寄るのとは違い、スマホ本体ごと被写体に接近しなきゃいけない…相手が飛ぶ虫や警戒心の強い虫だったら、いったいどうなるんだろうか??

フィールドで試そう

まあ、部屋でアレコレ考えすぎてても仕方ない。とりあえず、実際にフィールドに出て、まずはいろいろと撮ってみましょう、ということで。

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まずは、近所の花壇に咲いていた黄色い花を撮ってみることに。

レンズを装着(というか、クリップ的なもので挟むだけ)、

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うーん…屋外で撮るのは、想像していた以上に難しい!めちゃくちゃブレます。

マクロレンズ使ってる以上、手持ちで撮ると多少ブレるだろうなと、ある程度は予想してましたが。道具を少なくするのが今回の大前提なので三脚を使うのは反則でもあるし、それに、最近のスマホの手ブレとオートフォーカスの機能は非常にレベル高いので、意外と大丈夫なんじゃない?とタカをくくっていました。

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とにかく、普通のカメラと違って、スマホは持ちにくいし構えにくい!しかも、シャッターは画面タッチだったりするので、その動作で手ブレ倍増。

そして、屋外でのスマホ画面の見辛さったら…

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アジサイ。

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これを撮ったときのスマホ画面は、もう何が写ってるやら判別不可能なレベル。ありがちな左寄り(レンズのある方寄り)な写真になってしまうし。モニター用のフードでもないと無理だよ。。。

 

僕はプロのカメラマンではないので、もちろん写真ド下手ではありますが。もしかしたら、一眼レフカメラ慣れている人のほうが戸惑うことが多いかも。ファインダーを覗いてピント合わせができないことのツラさ。

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それに、時として非常に暗くなってしまう…

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レンズが明るい・暗いとかではありません。角度によってはスマホ自体が被写体に陰を落としてしまうことに。

ボケ味とか、なかなか面白いんですけどね。とっても“惜しい”写真が撮れたりもして、100円の割には使えるレンズかもしれません。しかし、今回ぼくは『手軽に』虫のマクロ写真を撮りたいのだった…

あえて神社に。

とにかく、スマホ画面の見辛さが最大の敵。ピントのチェック以前の問題。上の写真のように、明るいところではほぼ真っ暗になってしまうし。

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と、いうことで、フィールドを住宅街の中にある神社へとチェンジ。

本当は太陽光溢れる明るい公園で虫を探して撮る予定だったのですが、仕方ない。神社なら日中でも暗めの場所が多いので、スマホの画面をチェックしやすいかも。

(つづく)

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