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ご当地情報・西日本編
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現存する日本最古のラーメン屋さん

久しぶりに関西に出張してきたので、こんなところへ行ってみました。

現存する、日本最古のラーメン屋さんといわれているお店です。

尼崎へ

阪神尼崎駅。

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関西出身のスタッフから、「あんまり人にカメラ向けたらアカンで」と言われたのですが、いったいどういう意味なのか?

たしかに、ちょっとコワモテな雰囲気の方も多いのですが…スマホの充電がピンチだったので、勇気を振り絞って「あの、尼崎中央商店街ってどこでしょう!?」と尋ねてみると、「おぉ、コッチやコッチ、あれやー、あれが入り口やぁ!」と、

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とっても親切!まるで、僕の手を引っ張ってくれるかのような、親身になっての道案内をしてくださいました。

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その尼崎中央商店街の中。なんというか、ツッコミどころ満載の、

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阪神タイガースっぷりよ!

まだ4月半ば(取材当時)だというのに、

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この商店街だけ、すでにタイガースのリーグ優勝が決まっています。

 

そんな、熱過ぎる商店街から、横道にひとつ折れたところにあるのが、

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今回の目的地である大貫(だいかん)

創業は大正元年。現存する日本最古のラーメン屋さんと言われているお店です。

こだわりの醤油ダレ

ネットなどには『大貫本店』と書かれていることが多いです。すぐ近所に支店があるという話ですが、せっかくなので本店のコチラに。

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まるで『孤独のグルメ』に出てくるかのような、少し入りにくい雰囲気のお店。有名なお店なので、常連さんだけってことはないと思うのですが。

勇気を振りしぼって店内へ。

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全国でよく見かけるような、町の中華料理屋さんといった感じ。

少しだけ、趣きを異にしているのは、

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タイガースが勝った翌日は、ビールが“約半額”になってところ。さすが関西!

店員さんに恐る恐る、「あの…このお店のラーメン、ブログで紹介してもいいですか?」とお願いしてみたところ、「もちろん!どんどん書いてよ~、エエように書いてね(笑)」と二つ返事でOK!!

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帰ってから、関西出身のスタッフに尋ねてみると、「尼崎って、テレビやネットなんかではちょっとコワいって言われてたりもするねんけど、実は、関西きっての“人情の街”でもあるんやでー。」とのこと。

たしかに。みなさん気さくで、大らかで。よそから来た僕にも、すぐに心を開いてくれたように感じます。

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おまちかね、現存する日本最古のラーメン屋さん『大貫』の中華そば

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大きいチャーシュー、実は2枚。他にはメンマと、そしてこの右隅のキクラゲ。このキクラゲがコリッコリでとっても美味しい!!

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看板にも書いてあったように、自家製の“足踏み”玉子麺。太麺でコシが強く、そして麺自体の味がしっかりしています。ウマ麺!!

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そして、このスープ。醤油ベースのスープですが、これに使われている醤油ダレ、創業以来、追い足し追い足しの100年モノ!!

見た目は濃い味っぽいですが、食べてみるととってもマイルドです。香りもいいですしね。さすが100年寝かせた味です。

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そんな、幻の醤油ダレをふんだんに使ったヤキメシも、ぜひぜひご一緒に。こちらも見た目は醤油辛そうですが、ぜんぜんそんなことありません。とってもマイルドな、優しい風味。小サイズでも充分のボリュームです。

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メニューにも書いてあります、“100年追い足し熟成醤油ダレ”。創業は1912年だそうですから、ホントは105年!?ぜひぜひラーメン(このお店では『中華そば』が通り名ですが)とヤキメシをセットで味わってほしいですね。

大貫 本店(だいかん・ほんてん)

兵庫県尼崎市神田中通3-29

(今回の記事のように、まず尼崎中央商店街を目指すのが良いと思います)

営業時間 11:30~21:00ラストオーダー

定休日 水曜日

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※以上のデータは2017年4月現在のものです。

 

今回おじゃましたのは夕方4時ごろで、ちょうどお客さんが少ないタイミング。写真を一通り撮り終えて、食事も済ませた頃にはお客さんで満席状態!

やっぱり人気店みたいです、大貫本店。

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ちょっと入りにくい雰囲気?でも中はとってもアットホームな空気の、居心地のいいお店ですよ。ラーメン党ならば、ぜひ一度巡礼すべしでしょう!

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