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紅葉いろいろ【前編】

いきなり寒波が襲ってきて、あわててタンスの匂いがそのままのコートを引っ張り出して出勤とか…あまり“秋らしさ”を感じないまま冬を迎ようとしている方も多いのでは?

11月ももう後半。このままクリスマス~お正月を迎えてしまうのもなんだか寂しいです。日本の秋の装いをちょこっと味わっておきたくて、紅葉の写真を集めてみました。

カエデいろいろ

紅葉といえば、まずカエデ。代表格のイロハモミジ。お寺や神社、公園などで普通に見かけるスタンダードなカエデ。

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モミジと言ったりカエデと呼んだり…『カエデ』と『モミジ』って何が違うの?

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『カエデ』とは元々、『カエルの手のひら』を意味する言葉。楕円形じゃない、まるで手のひらのように切れ込みがある木の葉を、昔はすべて『カエデ』と呼んでいたみたいです。

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『モミジ』というのは『もみ出る』とか『もみ出される』(揉みづ)が語源みたいです。「布を染めるために、植物から色を“もみ出した”から」というのを聞いたことがあるのですが、

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ウィキペディアなどには「冷たい秋の雨などに打たれて、“もみ出されるように”木の葉の色が変っていくから」と書いてありますし…どっちが正しいのでしょうか?語源には諸説あるということでしょうか。

植物の名前としては『カエデ(楓)』で、この時期に色が赤く変わった状態を『モミジ(紅葉)』と呼ぶのが一般的みたいです。

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紅葉ライトアップ。

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ううむ、けっこう肌寒い(苦笑)この時期、全国各地で紅葉ライトアップのイベントが催されていたりしますが、少し厚着して行きましょう!!

こちらはハウチワカエデ

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漢字だと『羽団扇楓』、たしかに団扇(うちわ)のような形をしています。

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イロハモミジよりも少し葉っぱのサイズ大きめ。これはイマイチ色づきが良くないですが、植える場所や手入れの仕方によってはオレンジ色に紅葉したり、または黄色っぽくなったりしてとってもキレイです。

街路樹として植えられているこちら、

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パッと見たかんじは普通のカエデと思ってしまいがちですが、ズームして葉っぱをよく見てみると、なんだか形が違うような…

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これはモミジバフウ(紅葉葉楓)。この写真のように、赤あり黄色ありパープルありと、さまざまな紅葉が楽しめることで人気があります。

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これは別の場所で撮った写真。遠くから見れば赤一色でしたが、こうやって間近で見ると、さまざまな色で構成されているのが分かります。

ちなみに、モミジバフウは『フウ科フウ属』の木で、『ムクロジ科カエデ属』のイロハモミジやハウチワカエデとは別の種類。違いはこんなところにも。

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公園などで、こんな木の実らしきものを見かけたことがあるはず。「これって何の実だろうか?」と思ったこと、ないですか??

これ、モミジバフウの実です。

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ほら、葉のかげに隠れて、たくさん実が付いているでしょ?これがフウ属の木の特徴のひとつです。

ツタの葉の紅葉

この時期に“赤く色づく葉っぱ”といえば、これらカエデの類の木がすぐに思い起こされて、他のものはついつい見落としてしまいがちですが…

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普段、緑で壁一面を覆っているツタ。実はこのツタの葉も紅葉します。

木や壁などに張り付いて成長する、いわゆる“ツタ(蔦)”と呼ばれる植物にはいろいろな種類があるのですが、園芸的にはブドウ科の『ナツヅタ(夏蔦)』と、ウコギ科の『フユヅタ(冬蔦)』の2タイプに分かれます。

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フユヅタは1年じゅう緑色の葉をしていますが、ナツヅタはこのとおり。ナツヅタとフユヅタを上手く組み合わせて植えると、建物全体に四季とりどりの変化を付けることも可能。改修工事前の甲子園球場などは有名ですね。

建物の外壁を傷める場合もあるので、最近はツタを植えるお家も少なくなってきたみたいですが、

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個人的にはすごく美しいと思います、ツタの紅葉。

 

【後編】につづく

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