映像制作のボーダーレスの秘密

編集部
編集部
エンタメ
LINEで送る
このエントリーをはてなブックマークに追加

お気楽に観れて、実は奥が深い?『平成ライダー対昭和ライダー』

今回、わたしが紹介したい映画はコチラ!

『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦feat.スーパー戦隊』

81XxUOBmrSL._SL1441_-1-1

2014年公開
監督:柴崎貴行 主演:井上正大、半田健人、藤岡弘、他

あらすじ

人類滅亡を企てる、悪の組織『バダン』。その計画を防ぐべく、平成ライダーたちの大集合を呼びかける“仮面ライダーディケイド”の門矢士(井上正大)。
だがしかし、そこに“仮面ライダー1号”の本郷猛(藤岡弘、)が現れる…果たして、仮面ライダー1号は敵なのか?味方なのか!?

…というのが簡単なあらすじですが、そういうのは気にしなくても大丈夫です♪
要は、タイトル通り『平成ライダー15人と昭和ライダー15人が激突!』
個人的には、この新旧バトルを思う存分味わい、満喫するのがポイントだと思っています。

誰でも楽しめる超娯楽作品

仮面ライダーシリーズといえば、基本はやっぱり男の子とか、そのお父さんお母さん、特撮・ヒーローファンの人たちが楽しむものかもしれませんね。

ですが、この『平成ライダー対昭和ライダー』は、子供がいなくても、そしてライダーシリーズの予備知識がなくても、老若男女、すべての人類が楽しめると思います!

 

お風呂あがりに、お酒でも飲みつつディスクをセット。チビチビやりながら、『正式タイトル、長っ!』とか、『板尾創路、めっちゃ強い!』とか、あまり深く考えず、お気楽にツッコミを入れつつ鑑賞するのが健康的でしょう。

基本的にはコメディタッチに描かれているので、製作者サイドさんたちも、おそらくはそういう見方を肯定してくださるのではないでしょうか?

 

そして、なにより気になってしまうのが、平成ライダーと昭和ライダーのポテンシャルの差!

平成ライダーの変身シーンはハデハデなCG使いまくりなのに、昭和ライダーのはベルトの中身がくるくる回るだけだったり、戦闘シーンも、平成ライダーは派手な剣やビーム飛ばしまくりなのに、昭和ライダーはせいぜい飛び蹴りするぐらい。キックだけか!?

乗ってるバイクにも差がはっきり。昭和ライダーのバイクはブレーキの効きとか悪そうだし。ファッションに関しても、オシャレな平成ライダーに対して、昭和ライダーのオシャレポイントはマフラーというか、スカーフみたいなやつのみ…

途中から、観ていて少し痛々しくなってきました。がんばれ昭和生まれ!!

根性で戦うのが昭和の人間!

みなさんにも一度や二度は経験あるのでは?

お父さんやお母さん、会社の大先輩などが、テレビの録画の仕方とか、携帯・スマホの使い方を申し訳なさげに何度も尋ねてくる、っていう…

押し寄せてくるデジタル化の波に呑まれながら、それでも健気に日常を戦っていく“昭和”世代は、ネットを駆使し最新機器を装備した現代っ子たちに「飛び蹴り」で対抗するというしかない、ということなのか?

これこそが、この作品の真のテーマのようにも思えたり。

チョップやキックという、文字通り“体を張って”敵に立ち向かう昭和ライダーの姿に、気が付けば肩入れしてしまったりしてる自分がいます。

最後にもう一度…負けるな、昭和生まれ!!

LINEで送る
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事一覧

お手軽アウトドア・テナガエビ釣り【後編】
久々に旧車イベントへ!【前編】
大人になった今、本気で『ガンプラ』作ってみたい!(5)