映像制作のボーダーレスの秘密

岡本 良太
岡本 良太
ご当地情報・東日本編
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『東京で一泊2000円台!?旧・山谷地区の激安旅館に泊まってきました』【Part 3】

<前回はコチラ>

 

格安のホテルが数多く並んでいるとして、近年では外国からのお客さんやバックパッカーたちからも注目を集めている、旧・山谷地区。

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現在はこの写真にあるように、『清川』『日本堤』という名前に変わっているみたいですね。

最寄り駅は南千住で、都心に出掛けるのには超便利な立地!しかも1泊2000円台の宿もあるなんて!!

 

この街のことをもっともっとよく知りたい…ということで、会社が用意してくれたホテルやウィークリーマンションを断って、『泪橋』あたりをウロウロした2日間。

僕の東京出張も、残すところあと2日。つまり、今夜の一泊が最後の夜です。

初日は3450円、昨夜は2200円の宿を体験。今夜はそれよりも安い、できれば1000円台の宿に泊まりたいもんですが・・・

 

街の雰囲気は

さすがに3日目ということで、この街にもだいぶ慣れてきました。

基本的には平和な街みたいです。平和というか、あまり他人に干渉しない雰囲気というか。

僕のような、いわゆる“ヨソ者”のことは眼中にないという感じ?これは逆に居心地がイイですね。

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いきなり矢吹丈が現れて、ビックリしたり嬉しくなったりもしますし。

 

さて、今夜泊まる宿探しですが。

今日は土曜日、しかも天気も下り坂ということで、少し早めに動こうと思います。

夕べの夜9時台でさえも何軒か断られました。チェックインは夕方3時ごろからのところが多いようなので、できれば4時ごろまでに仕事を終えて、明るいうちに決めてしまおうと思います。

 

で。予定通りにコトは運んで夕方3時半には南千住駅に到着。

早めの行動、しかし・・・

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駅前のロータリー。

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俳人・松尾芭蕉の像も。『おくのほそ道』の旅は、ここ南千住から始まったそうです。

 

で、線路沿いに南に歩き、歩道橋を渡れば、いつもの『泪橋』と、そのまわりにあるたくさんの旅館・ホテルが見えてきます。

まだ明るい夕方4時半。玄関に『空き室あります』と貼り紙してある旅館も何軒かありますし。

余裕をぶちかましつつ、目に入った『1泊1900円』の看板が輝く旅館に入って「すみませーん、1泊したいんですけど」と声を掛けてみる。すると…

「ごめん、今日はもう満室なのよ。」

えーっ?まだこんなに明るいうちから!?

 

その後も1000円台の旅館に片っ端から飛び込んでみる・・・どこもNG。

仕方なく、少しレートを上げて、2000円台前半のお宿もターゲットにしつつ、またまた片っ端から目についたところに飛び込んでみたんですが、どこも「満室です」というお答え。

10軒以上の旅館・ホテルに飛び込んでみたんですが、どこもダメ。。。

『空き室あります』の貼り紙があるところにも「満室です。紙を剥がし忘れてたのよ。」などと答えられてしまう始末。

 

この街の傾向と対策?

…この3日間で、うすうす気付いてはいたんですが。

どうやら『旅人ウェルカム!』な旅館・ホテルと、そうではないところと、大きく分けて2種類の経営スタイルがあるみたいですね、このあたりの宿泊所は。

で、これは僕の個人的な感想ですが、比較的安めの値段のところは、地元の人とか常連客中心の宿になっているという印象です。

 

で、もう一つ、よく聞かれたのが「1泊だけ?」という問い。

「3日間ぐらい泊まってくれるなら部屋を用意するよ」というニュアンスでしょうか?そりゃ、土曜日の夜に1日だけ泊まって部屋を埋めてしまうよりも、何日間か泊まってくれそうなバックパッカーに泊まってもらえた方が、宿側としてはありがたいでしょう。

その辺り、よーく理解は出来るんですが…なんだか乗車拒否されたような気分。重たいキャリーバッグを引きつつ、コロコロと街を彷徨う。

・時間の早さは関係ない。早くてもダメなところはダメ。
・できれば最低3日間ぐらいの連泊で!

仕方なく、ポケットからスマホを取り出す。

ホームページのある旅館やホテルなら、そのトップページの雰囲気やコメントなどで、『旅人の1日宿泊ウェルカム!』が推し量れるのではないか?

 

そうして見つけた、あるホテル。電話を掛けてみると、「あぁーどうぞどうぞ、お待ちしております!」…1泊2500円と、昨日よりも300円高いのが残念ですが、とりあえず今夜の宿も確保できたみたい。

時計を見ると6時過ぎ。2時間近くも宿を探してたんですね。我ながらアホやなぁ、と…

・ホームページを見て、良さそうなところをチェックし予約する。

こういう昔ながらの宿場街にも、確実に情報化社会の波が押し寄せてきているみたいです。飛び込みで宿を探すなんて江戸時代みたいなことはせず、ネットの力を積極的に活用しましょう。

 

3日目の宿は?

今回のお宿も写真は基本NGだったんですが、ご厚意で少しだけ。

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エアコン、テレビ、冷蔵庫あります。これだけで充分!

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昨日の宿同様、夜遅くにテレビを観る時はイヤホンで。

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戸棚の他にタンスもあります。長期滞在に便利かも!?

 

昨日の2200円の部屋よりも少しだけ広いかな?3畳ぐらいはあります。
でも、ちょっと部屋は古い?壁紙が剥がれかけています。まあ生活に問題があるわけではないので全然OK。

ただ、昨日の宿と同じく、やっぱり部屋の中はタバコのニオイが…僕自身は喫煙者なのですぐに慣れましたが、タバコ吸わない人はちょっとツラいかも?

それ以外は全く問題なしでした。お風呂とシャワーはとてもキレイで快適だったし、何よりも、従業員の皆さんがとっても親切だったので、安心して宿泊することができました。

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一泊2500円。これでこのサービスなら文句なし!です。

 

まとめ

まだ3日間しか過ごしてないのに、旧・山谷地区のことを偉そうに語るのは申し訳ないんですが、とりあえず今回の宿泊で感じたことをいくつか記しておきましょう。

 

旅館・ホテルというよりも『シェアハウス』です。

門限もあるし、夜遅くの電話やテレビも控える…ひとつ屋根の下に集う、束の間の同居人たちという印象が強かったです。

なので個人で使うもの、例えば歯ブラシやバスタオル、イヤホンなどは自前で用意していったほうがよいでしょう。

字数の関係で省きましたが、2日目に泊まった旅館では、仙人のようなルックスの謎の老人、ドイツ人バックパッカー、そして僕の3人でビールを飲みながらの楽しいひとときを過ごせました。こういう家族っぽい出会いがあるのもココならではでしょうか?

インターネットで下調べをしてから電話予約しておくのがベター。

50軒以上もあるのだから、行けば何とかなるだろうと思っていたんですが、少し甘かったですね。

ホームページがある旅館・ホテルもあります。下調べをしてから予約しておくべきでしょう。

できれば連泊するのがベストかも?

上にも書いた通り、連泊を勧められることも多いです。今回は色んなところに泊まりたかったので断りましたが、次回東京に出張する際には試してみようかな?と思っています。

電子レンジや湯沸し器の貸出、洗濯機なんかもありましたので、ウィークリーマンション的な利用の仕方が良いのかも?宿泊料金の割引きがあるところも多かったですし…

女性の方は『女性OK』の宿を。

いくつかの旅館・ホテルで『女性の方歓迎!』という看板を目にしました。当たり前ですがトイレやお風呂といった設備の問題もあるので、そちらを利用しましょう。

 

共同浴場や共同トイレ、あとタバコのニオイなど、やはり普通のビジネスホテルよりは設備の行き届いてない部分もありますので、キレイ好きな人は注意が必要かも?

ですが、個人的には思ってた以上に快適で、この値段なら文句の付けようもない宿ばかりでした。

カプセルホテルよりもプライバシーが確保されている感じもしましたね。

ただひとつ残念だったのは…近くに安くて美味しそうな居酒屋や小料理屋もあったのに、一度も寄れなかったこと!

この辺りの“下町グルメレポート”、機会があれば是非またこの『ボーダーレスの秘密』でやりたいなと思います!!

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