映像制作のボーダーレスの秘密

福岡支社
福岡支社
ご当地情報・九州編
LINEで送る
このエントリーをはてなブックマークに追加

長崎の松島は、なかなかステキな離島でした【前編】

以前、長崎県の松島にある

P1570525-09876756

『日本一小さな公園』を紹介しましたが。この松島そのものも、とっても美しい、魅力的な島でした。写真もまだ残っていますし、せっかくなので少し紹介したいと思います。

小さな離島

ちなみに、その松島というのはこのあたり。

長崎市内からもちょっと距離があります。エリア的にはほぼ五島列島。

P1570411

九州側(本土側)は『瀬戸港』というところから市営船が出ています。少し離れた『瀬戸港フェリーターミナル』からはフェリーも出ているので、車やバイク、自転車での松島上陸も可能。

でも、周囲16キロしかない小さな離島だということなので、車は港の駐車場に停めて、徒歩にて島を訪れることに…ちなみにこの取材日はまだ8月の暑い盛りのこと。「たった16キロでしょ?ハイキング気分!」と望んだわけですが、のちに激しく後悔することになります…

P1570419-09876

200円払って乗船。気持ちいいっす!海はいいですね~!!電車やバス、飛行機なんかにはちょくちょく乗るけれど、船ってあまり使うことないですもんね。潮風ってなんだか癒されます…が、

P1570428-09876

あっという間に島影が見えてきました。あれが松島!?思っていたよりもメカニカル!?

P1570425-09876

申し訳ないのですが、なんなら過疎化の進みがちな、かなり静かな島を想像していたのですが。違うのか?

P1570621-09876

などという心配をよそに、わずか10分間ほどで松島に到着。

P1570624-00987

なんという海の水の美しさよ!暑い盛りだったので、このまま飛び込んでしまいたい!

P1570587-009876

そして、港のすぐそばに、いきなりこんな立て札。維新三傑の木戸孝允こと桂小五郎も来られたのかこの島に!薩摩を訪れた帰り道に立ち寄られたそうで。歴史好きにはたまりません。

P1570592-09876

そして、この立て札のすぐ目の前には、ひょっこりひょうたん島を思わせる小さな島が。上陸早々、なかなかの緊張と緩和がぐいぐい迫ってきます、松島。

福山雅治の聖地!?

着いたはいいけれど、さて、どうしましょうか?とりあえずの目的は『日本一小さな公園』なんだけどな、などと考えていると、

DSC_4891-09876

島の人から、こんな地図を頂きました。かわいい地図!ボーダーレスで請け負う、グラフィックバシバシなのももちろんいいですけれど、たまにはこんな手描き感もいいですよね。

元々は軍艦島や池島と同じく、ここも石炭が採れる島として有名だったそうです。そして、クジラ漁の基地としても有名だったみたいですね。

P1570434-00987

地図を片手に、まずはお目当ての日本一小さな公園へと向かうことに。フェリー乗り場を過ぎると、

P1570438-00987

観光案内の看板が。これまた手描きで味があります。

P1570439-00987

いちばん近くにあるのが桜坂か…え!?あの福山雅治さんの名曲『桜坂』のモデルになった場所とかか!?

福山雅治さんといえば長崎市出身。長崎には彼の“聖地”とか“ゆかりの地”とか“行きつけの店”とか、いっぱいあるんですよ。実はココもそうだったりする??

P1570451-09876

真夏の暑いさ中、桜坂を目指して350メートル歩く…途中、喉が渇いたら『旧ラムネ屋の水』なる岩清水で水分補給し、

P1570452-09876

この水、バリバリ美味しかったです!

P1570450-09876

何のためにあるのかよくわからない、路傍の謎のツボを覗き込んだりしながら…

P1570457-098765

着きました!桜坂!!

P1570455-098765

緩やかな坂道になっています。まあ、その名の通りで当たり前なんですが。

P1570456-09876

坂道の両脇には、何本ものサクラの木が。ソメイヨシノが167本も植わっているそうです。散歩していたお婆ちゃん曰く、「松島は春に来ないと。サクラのお祭りもやってるし。本当に見事ですよ。来年の春にまた来なさい!」と。これは確かに見事でしょうね!

で、この場所が名曲『桜坂』のモデルになったのですか?と尋ねてみると、「うーん?」と、謎のお返事。。。

家に帰ってからウィキペディアで調べてみると…この松島の桜坂ではなく、もちろん福岡の動物園のすぐそばの桜坂でもなく、東京の大田区にあるんですってね、歌のモデルになっている桜坂は。ううむ、残念!!

巨大な火力発電所が!

船を降りてから、まだ30分ほどしか歩いていませんが…とにかく暑い!何度も書くようですが、これは8月中ごろの事。今年の夏はめちゃくちゃ暑かったじゃないですか。

P1570468-09876

しかも、長崎らしいといえばそうなんですが、この松島も坂道が多い!平坦な道じゃないんですよ。アップダウンが激しくて、上り坂とか大変!!

車を使うほどではないにせよ、電動自転車かバイクが欲しいところ…歩きだとバリバリきついっす!!

P1570447-098765

とはいえ、風力発電用のウィンドミルがゆっくり回っていたりして、島の風景はぜんぜん見飽きないというか。歩いていても退屈はしません。

P1570461-09876

そして、こんな立て札も。震洋特攻隊の基地がこの島にもあったんですね。

『震洋(しんよう)』というのは、今でいうモーターボートのような特攻兵器のこと。九州には多くの基地があったそうです。

P1570464-09876

この柵の向こう側に遺構があるはずですが、入り口らしきものは見つからずじまいでした。

 

ひとまずの目的地、日本一小さな公園までは、

P1570467-00987

あと1キロかぁ。普段ならぜんぜん余裕で歩ける距離なんですが、とにかく暑いのと、そして坂道が多いのがなぁ。。。

P1570459-098765

ちなみに、島内には喫茶店はおろか食堂・レストラン的なものもありません。もらった地図には『炭火焼きの店』というのが書いてあるのですが、島の人に尋ねると「そこは夜しか開いてない、居酒屋みたいなものじゃなかったかな?」というお答え。

“田舎のコンビニ”的な、いわゆる『よろず屋』みたいなのは何軒かありますが、開いているのかどうかもよく分からなかったりします。

P1570469-00987

自販機で飲み物を買って水分補給だけはこまめに。そしてただひたすら、大汗をかきかき坂道を登る…どこかで休憩してえなぁ。座りたいよ、と思っていた矢先、

P1570473-098765

道沿いに、レンガで舗装された、ちょっとした公園スペースのような場所が。『Jパワー展望所』って何?でも、座れる場所もあるし、とりあえずちょっと休憩。一休みしようと思ったら…

P1570480-09876545

なんじゃこりゃ!?すげえな!!

地図を見てみると、火力発電所って書いてあるよ…生まれて初めて見ましたよ、こんなに間近で発電所とは

P1570484-009876

目の前に広がるコレ、全部が石炭です。国内初の100万Kw石炭専焼火力発電所だそう。敷地の面積は東京ドーム27個分。発電所のサイズとして大きいのか小さいのかよく分かりませんが…なんせ凄いド迫力!

そうかぁ、船から見えていた工場らしき建物、あれがこの発電所だったのか!?

 

【後編】につづく

LINEで送る
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事一覧

『“最後の炭鉱の島”長崎県の池島に行ってきました』【Part
福岡・天神のオススメスポット紹介
福岡県民がガチでオススメするラーメン屋さんvol.3