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ご当地情報・九州編
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ひんやり涼しい夏スイーツ『かんざらし』

暑い日がまだまだ続いていますので、九州からひんやり涼しい夏スイーツのお話を。長崎県島原市で古くから親しまれているご当地グルメ『かんざらし』を食べてきました。

湧水の街、島原

ふと顔を上げると、そこに天守閣があるような城下町、

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長崎県の島原市。天草四郎を総大将とした一揆『島原の乱』が起こった場所でもあります。

そしてもうひとつ、島原といえば「湧水」。清らかな水が湧き出すことでも知られています。この湧水を使った夏スイーツが『かんざらし』なんです…が。こんな知ったかぶりしていても、実は私もまだ食べたことないんですよ。今回が初めて。

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いろいろと調べた結果、今回はいちばん老舗感のあるお店『銀水』へ行くことにしました。大正時代から地元の人たちに親しまれているお店だそうですよ。

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こんなところにお店があるのか?と心配になってしまうような路地を抜けると…

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サラサラと涼しげな水の音。コンコンと湧いています。そのすぐそばに、

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古民家風の建物。ここが今回の目的の『かんざらし』を食べさせてくれる、

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『銀水』です!

店内にも湧水が

さっそく店内に。

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お店の中にも湧き水が。

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古民家カフェっぽい雰囲気です。

大正4年に元祖かんざらしのお店としてオープンした銀水。代を重ねて昭和~平成期には田中ハツヨシさんという名物おばあちゃんが切り盛りして、地元の人たちにとっても愛されていたそうですが。。。

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ハツヨシさんが引退そしてお亡くなりになってしまって以降は、一旦その歴史に幕が下りてしまう…

しかし、およそ20年の空白を乗り越えて、地元の人たちの協力のもと見事に復活。レシピなどほとんど残っていないような状態から、当時を知る人たちの記憶を頼りに再現したという、

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これがそのかんざらし。甘い蜜の中に、これは白玉だんごでしょうか?

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つやつやでカワイイです。食べてみると、たしかに白玉っぽくはあるんですが、もうちょっと弾力があるというか、くにゅくにゅしているというか。とっても不思議な食感。お餅に近いような感じもするし…

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ヒタヒタになるぐらいたっぷり入っている、この蜜。見た目ほどは冷たくないんです。キンキンに冷えてはいません。“ひんやり”してるって感じ?

お店の方によると、これは湧水そのままの温度なんだそうですよ。あえて氷や冷蔵庫を使って冷やすのではなく、

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お店のキッチンに引き込んだ湧水の温度をキープしているそう。年間を通じて約15℃、感覚的には井戸水とか、渓流の水の冷たさぐらい?

「この湧水の温度が“かんざらし”を一番美味しく感じてもらえるんじゃないかと。あまり冷やしすぎると、甘さが薄れてしまうんですよね。」なるほど。たしかにキンキンに冷えた果物とかって、あんまり甘く感じないもんなぁ。

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でも、「もっと冷たいのを食べたい!」っていう方には氷を用意してくれるそうなので、気軽に声を掛けてもらってOKだそうですよ。

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かんざらしだけじゃなくて、

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トコロテンもあるのかぁ!極上の湧き水を使って作るトコロテン、

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ほら、このままむしゃむしゃ食べても、きっと美味しいですよ!!

 

銀水(ぎんすい)

長崎県島原市白土桃山2丁目1093

銀水の他にも、島原市にはかんざらしを提供しているカフェなどがいくつかあるそうなので、食べ比べとかも面白そう。また機会があれば他の店も行ってみたいと思います。

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長崎まで行く機会がないよ、という方には自宅で作れる『かんざらしキット』も。

銀水では今のところ通販は行っていないそうですが(※2018年夏現在の話です)、お店やメーカーによってはお取り寄せも可能みたいですし、島原市の『ふるさと納税』の御礼品にも“かんざらし”ありますので、ぜひ一度チェックしてみて下さいね。

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