『300円新幹線』とか『社員食堂』とか『フクロウカフェ』とか、福岡でもあまり知られてないような場所ばかりレポート
2017/09/22(金)
山田さんちの牧場で癒されたい
夏の疲れがドバッと出てくる季節…癒されたい!
熊本に出張したとき、現地のスタッフさんにそんなお話をしてみると、「温泉とか…いや、まあ福岡にも温泉ありますしねー。山田さんちの牧場とかですかねー。都会の人にオススメしたいのは。」
なにそのアットホームな名前?しかも牧場って!?
道の駅?それとも牧場?
熊本というよりも阿蘇。でも、地図を見ていただければ分かるのですが、熊本市内から阿蘇市って意外と近いんです。地震の影響で、通行止めの道もまだまだ多いんですが…
教わった通りに車を走らせていると、ぼうぼうの草の合間にこんな看板が。
なんというか、小さめの…インディーズの道の駅といった雰囲気?
看板にはちゃんと『山田さんちの牧場』と書かれていたし、でも、なんか思っていたのと違うような??牧場感あまり無し。
しかし…なんか、ニオう。「におう」といっても、“あやしい”とか“気になる”という意味じゃなくて、完全に匂いがする…というか、はっきりいって臭い!!
においのする方へ行ってみると、やっぱり!ちょっとした牧場が。うれしい匂い、うれしいクサさです。しかも放牧されているのが、牛じゃなくて馬とは!!
馬といっても、サラブレッドのような大柄ではありません。ポニーってやつでしょうか?小っこくてカワイイ!!
いろんな動物が身近に!
馬だけじゃありません。
ヤギやヒツジ、そしてブタなども。
正直、それほど珍しい動物はいませんが、
この距離!しかも、柵低い!!
ポニーの頭、なで放題。タテガミって意外とごわごわしているんですね。
脱力感たっぷりの子ヤギは柵から頭出して。スマホでもズームを使わずドアップ撮影可能。
そして、注意事項を示すような看板などは何もなくて。なんというか、イイ意味でズサンな体制というか、遊び方野放し状態というか。「動物いるからカッテに遊んでいってね」というようなノリ。
お父さんといっしょに、馬にエサをあげてる女の子。ちなみにこのエサは、そのへんに生えている雑草です。みんな口々に「クサい~!」とか「怖い~!」ときゃあきゃあ叫びながらも、それぞれに楽しんでいる様子。
エサらしきものも、柵内にはたくさん積んであったんですけれど、やっぱり瑞々しい青草のほうが美味しいんですかね?
草を手に持っているだけで、遠くから馬が寄ってきて、
欲しそうな顔して訴えかけてくる…馬の優しい瞳を見ているだけで、たしかに癒されるなぁ…
名物!ソフトクリームも
熊本県って、じつは酪農王国。
味のある雰囲気のレストハウスには、
新鮮な牛乳をはじめ、乳製品のお土産どっさり。さっきのミニ動物園的広場は、あくまでもサービスの一環。さらに広い牧場スペースがあって、乳牛も飼っているようです。
で、この『山田さんちの牧場』には、コレが目的で来るんです!という人も多いそうな。
ソフトクリーム!嗚呼、牧場特製ソフトクリームよ!牛乳本来の優しい味。ひと口で全身がほんのりと柔らかい甘さに包まれる…まさに母の愛の結晶がここに。
牧場を渡る初秋の風を感じながらの、絶品のソフトクリーム。視線の先には動物たちが戯れている姿。都会では決して味わえないでしょう、この感じ。確かに癒されます。想像以上の癒しスポットですよ、山田さんちの牧場。
癒しスポット天国の熊本~阿蘇
カップルや家族連れも多かったのですが、駐車場にはバイクもたくさん停まっていましたよ。熊本は酪農王国であり、そしてツーリング天国でもあります。
九州以外のナンバーを付けたバイクも多数。西日本は当然ですが、中には関東からのライダーも。ツーリング途中の休憩所としてもバッチリ。広場があるので体も腰も伸ばせるし。もちろんここは入場も無料ですし。
ここが『山田さんちの牧場』がある場所。熊本市内はもちろん、福岡県からもそう遠くはないんですよね。北九州までフェリーで来て、そこから福岡→熊本そして阿蘇方面へ、そしてまた北九州へ戻るルートなら、そんなに長期な休みを取らなくてもOK!
阿蘇は少し高地にあるので、10月半ば頃には肌寒く感じたりする日もあるそうなんですが、その分、紅葉も少し早いでしょうし、そして、何といっても温泉ですよ!熊本といえば温泉!!もちろんこの山田さんちの牧場の周辺にも、たくさんの源泉掛け流し温泉があるようです。
牧場で動物たちに癒され、ソフトクリームに癒され、そして100円の温泉でさらに癒されて。もう、癒され天国ですよ熊本~阿蘇!!