映像制作のボーダーレスの秘密

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この貝、食べられるみたいですよ【後編】

>【前編】はこちら<

これでだいたい500円ぐらい。なんでも、これだけを専門的に獲る漁師さんもいないそうで、値段はどうしても時価っぽくなってしまうそう。ただし、そんなに珍しいものでもないそうで、鮮魚よりもカニや貝などの珍味系に強い魚屋さんなら、この時期普通に扱われているみたいです。

店先で、神奈川出身だというお爺さんが「子供の頃はよく食べていたよ!海で遊んでるときに、その場で海水で茹でてさ。オヤツ代わりだったね。」と懐かしそう。庶民の味覚だったんですね。

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魚屋さんに教わった通り、まずは砂抜き。海水ぐらいの濃さの塩水(だいたい3~4%ぐらい)にしばらく浸けて。

オススメ料理法を尋ねると、

そのまま塩茹で

醤油で甘辛く炊いて、煮貝に

軽く茹でて身を取り出し、炊き込みご飯に

とのこと。でも、シッタカ初心者には断然「そのまま塩茹で」がオススメみたいなので、今回はそれを試してみることにしました。

シッタカ貝の塩茹で

砂抜きのすんだシッタカをザルに移して、流水でザッと洗う。

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この時点で、すでに潮の香りというか磯の匂いが台所に充満。会社でやらなくてよかったですよ、こんな香りさせてたらみんなに怒られてしまうよ…

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まな板の上にシッタカ。海草が生えています。指で引きちぎろうとしても、これが強固でなかなかむしり取れない!確かに石ころに見えますね。擬態というやつかな?

海草は別に付いているままでもよいみたいです。そのまま海水ぐらいの濃度(繰り返しですが、だいたい3~4%ぐらい。料理の場合は3%ぐらいがよいと思います)の塩水で、

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茹でます。生きたままで何だか残酷ですが、これは仕方ない…ここで大切なのは、あまりグラグラと煮立たせないことだそうです。

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ギリギリ沸騰するかしないかの状態でキープ。高温で長時間茹でると、“口が閉まって”しまい、あとで身を取り出しにくくなってしまうそう。

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今回はお湯ではなく塩水の状態から、じっくりジワジワと茹でてみました。そうすると、ほら、ちゃんと身が出てきているでしょ。

この時点で、我が家は潮の香り充満。都会の街中にインディーズの磯登場という感じ。いい匂いだなぁ…でも、もしかしたら、これって茹で汁の中に美味しいダシを捨てているということではないのか?

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ということで、ほどほどにお湯を切って鍋にフタをし、余熱が貝殻の中に通るようなイメージでしばらく放置…完成!シッタカの塩茹でです。

本当に、匂いはとってもいいんですよ。香ばしくもあるし…でも、見た感じは正直いってグロいです。。。美味しそうには見えないんですが。大丈夫かなぁ?

舌先で味わう磯!

魚屋さんの教え通り、沸騰はさせましたが、そんなにグラグラと茹ですぎず。

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ちゃんと口、開いてます。ツマヨウジなどの、先の尖った細いものでほじくり返す…いえ、ちょこっと引っ張っただけで、ツルっと簡単に身が出てきます。

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これが、幼き頃に食べ損ねたシッタカかぁ。さっそくひと口、ぱくりと。おおおお!ウマい!!淡白です。ものすごくアッサリとしてます。でも、嚙めば嚙むほどに、濃厚なウマ味が広がる…なんだろうか、この味は!?

よく分からないけれど、たぶん、サザエやアワビやニシ貝などの大きな巻貝は、身も大きいので、口の中全体でモグモグと味わうものですが、このシッタカは身がとても小さいので、前歯と舌先でチビチビとしか味わえないんです。

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前歯でカジカジ、舌先でコロコロしているうちに、後から旨味が追っかけてきて口の中に広がるという感じ。この感覚、他の貝ではなかなか経験できないというか。『食べる』というよりも『舐める』というのに近いかも?

これはもう、完全にお酒のツマミですよ。それもビールとかチューハイみたいにゴクゴクと飲むお酒じゃなくて、日本酒のアテ。または米焼酎のロックとか?

食材として使うなら、上にも書いたように身だけを取って(茹でると簡単です)炊き込みごはんの具とか、あとパスタにも使えると思いますよ。身だけ使って和風スパに。大葉や海苔ともよく合うはずです。

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ちょうど今ごろが旬だそうなので、ぜひ皆さんにもオススメしたいシッタカ貝ですが。一つだけ注意点を。重量の割に身がとても少ない!殻が大きいんですよ。なので、食材としてなら1人前は(殻込みで)500gぐらい必要かと。

 

この夏、海水浴に行く予定があるなら、現地で採取するのも良いかと。太平洋側の海ならどこにでもいるそうですよ。ただし、【前編】でも書いたように、基本的には“漁業権”に守られているモノでもあるそうなので…まあ、サザエやアワビやウニほどウルサくは言われないでしょうけれど、それでも一応、漁師さんなど地元の方に「コレ獲って食べてもいいですか?」と確認取るべきかと思います。

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