映像制作のボーダーレスの秘密

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実写版『ルパン3世』を見ました。

『ルパン3世』と聞いて連想するものといえば?ルパンの声?地の果てでも追っかけてくるとっつぁん?次元の妙な髭の生え癖?

…いやいや、そんなもんじゃあないでしょう。みんな、絶対思ってる。恥ずかしいから言わないだけだろう。

わたしは、今、ここで声を大にして言おう。

『ルパン3世』を観る目的・・・それは“峰 不二子ちゃん”だと。

実写版“峰 不二子”のこれじゃない感・・・

映画を観る時というのは、必ず目的というか、「目当て」があるもの。この監督が好きだからとか、好きな俳優さんが出ている、あのシーンが観たい…などなど。
私がこの作品を観るにあたり期待値を大きくしていたのは、間違いなく不二子ちゃんのあの身体の美しすぎる体のライン、スタイルであり、「ルパァ~ン」という甘ったるい声。

しかし、実写版『ルパン3世』にはそれが無かった・・・残念です。

別に、不二子ちゃん役の黒木メイサさんがダメだとか役不足だとかいうつもりはないです。
お美しい上に、作中に出てきたどのドレスも見事に着こなしていて、やはりさすがだなぁと思ってしまうし、アクションもなかなか。
あのアクションシーンって本人がやってるのかな?吹き替えなのでしょうか?とにかく見入ってしまいました。

しかし、あのボディーは…はっきり言って不二子ちゃんのものじゃないですよ~~~(-∀-`; )

まぁ、仕方ないといえば仕方ないのですけど。。。相手はアニメですし。。。

実写版『ルパン三世』のハードル

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2014年の夏に大ヒットした映画、実写版の『ルパン3世』。

小栗旬、黒木メイサ、玉山鉄二、綾野剛などなどキャストは豪華。テレビでも雑誌でも大きく扱われていたものだ。

世界的に有名な漫画・アニメ作品の実写化であり、ルパンと愉快な仲間たちが世界的なお宝を狙うというストーリー。アニメと実写の違いはあるにせよ、どこを切ってもルパン要素に満ち溢れた作品になっています。

でもこの作品は、きっと「ルパンが大好き!その世界観もすべて許せる!!」という人でなければ少し物足りないかもしれません・・・。

不二子ちゃんのスタイルに代表されるように、作品全体としても「たしかに『ルパン3世』なんだけど、ルパンシリーズには肝心な、出るべきトコロがしっかり出ていない!引っ込むべきトコロがしっかり引っ込んでない」という・・・クビレがない感じがしたのでした。

話の本筋には関係ないのですが、仲間達と共に死にもの狂いで盗むべき“世界的なお宝”が、なんだかかなりチープに見えてしまって。私が庶民だからなのか?いや、記憶の中のインディージョーンズのお宝と比べてしまっていたからかもしれない。そこに気を取られすぎてしまって、注意散漫になってしまったところも痛いです。

やっぱり小栗旬はすごい

もし自分が小栗旬だったら、『ルパン3世』のオファーが来たならば間違いなくお断りすると思うのです。

小栗旬はよくぞこんな役を受け、そして演じきったなと思います。きっと、「どう演じりゃいいの!?」と悩み、苦しんだことでしょう。

そもそも自分を小栗旬だったらと考えるあたり、おこがましく、ファンから猛バッシングされそうで恐ろしいですが・・・。

ただ、あの『ルパン3世』を演じろと言われて受けちゃう度量、そして、その潔さ、作品に散りばめられている彼なりのルパンエッセンス・・・。
彼なら本当に何にでも挑み、そして何でも演じ切り、そして自分のテイストを上手く盛り込むと思います。

そういえば彼は『クローズZERO』では不良少年を、テレビドラマ『信長協奏曲』では織田信長を演じ切ってました。

他に、どんな役を演じておられるのでしょうか?別の作品を観てみようと思いました(*^_^*)

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