映像制作のボーダーレスの秘密

福岡支社
福岡支社
ご当地情報・九州編
LINEで送る
このエントリーをはてなブックマークに追加

こんなところに大木が立っている小学校に行ってきたよ

『300円新幹線』とか『社員食堂』とか『フクロウカフェ』とか、福岡でもあまり知られてないような場所ばかりレポートしてますが、もっと有名なところも調査したいんですよね、たとえばスペースワールドとか。

で、次はどこに行こうかな?とか考えていたら、同僚が「大野城市というところに、運動場のど真ん中に大木が生えてて、運動とかしにくそうな小学校があるらしいで。ちょっと調べてきたら?」

なんてことを言ってくる。

「だって、キミはそういうところ担当やろ?」

って、そんなこと担当した覚えはありませんが(笑)

 

…でも、ちょっと興味のある話かも?実際に見てみたいというか、好奇心が抑えられない!?というわけで、なんだかよく分からないけれど調査開始です!

まずは天神駅で・・・

まずは西鉄天神駅にやってきました。で、キップを買おうと思ったら、とってもイイ香りがどこからともなく漂ってきて、

P1010308-1

わ~イチゴですよぉ~

P1010309-1

いちご大福も美味しそう。

熊本県にある南阿蘇村というところは有名なイチゴの産地なんだそうで、この日は天神駅の構内に出張展示即売会って感じだったみたいです。

「ひのしずく」という品種のイチゴをひとつ試食させてもらったんですが、この甘さと果汁は何?これまで食べてたイチゴとは次元の違う美味しさでしたよ!

スタッフのお姉さんたちも可愛いので、ついついお願いしてパチリと一枚。

P1010311-1

あやうくここで取材終了してしまいそうになりました(笑)

白木原(しらきばる)駅へ

天神から西鉄電車に揺られて、だいたい30分ぐらいでしょうか?白木原駅というところに到着。

岡本さんから仕入れた情報はここまで。スマホにも頼らず、あとはできる限り自力で探すことにします。これまでの経験では、そっちのほうが面白い出来事に出会えましたから。

駅前のベンチに座っていたお爺さんに「あのー、学校のグランドのど真ん中に大きな木が…」と尋ねようとすると

「あー、大野小学校やねー。ここをまっすぐ・・・神社があるばってん、そこを曲がって・・・」

博多弁?九州弁でしょうか?

訛りがキツすぎて、だいたいの方角と「神社が近くにある」ぐらいしか理解できませんでしたが、生まれて初めてネイティブな『ばってん』を聞くことができて幸せです。

お爺さんに教わった通りに歩いていくと、

P1010321-1

住宅街のど真ん中に神社が。小ぢんまりしてて可愛らしいんですけど、なんだか存在感のある神社です。

帰ってからネットで調べてみたら、『地禄神社(ちろくじんじゃ)』という、全国でもこの福岡の南側に何ヶ所かしかない、とても珍しい神社なんだそうです。

“地禄”というのは大地の恵みという意味で、『土の神様』を祀っているんだそうな。古くは土器や埴輪など、現在では陶器など土や粘土を扱う人たちに信奉されている神社ということです。

その地禄神社を曲がって、少し行ったところにあるのが、

P1010340-1

『市立大野小学校』です。

創立125周年という、歴史のある、由緒正しい小学校みたいですが・・・

 

P1010338-1

 

ええーっ、本当!?

 

P1010313-1

金網越しに、たしかに校庭のど真ん中に大木が植えられている??

元サッカー部の僕としては、これってジャマになったりしないのかな?ということが気になります。

先生に許可をもらって中に入らせてもらい、別の角度から。

P1010327-1

P1010332-1

本当に、グランドのちょうどど真ん中あたりにそびえ立っているんですよね。

近くによってみると、

P1010328-1

栴檀(せんだん)の木だったんですね。樹齢150~200年ですか!?スゴイ・・・

周りで遊んでいた子供たちに、さっきの疑問を投げかけてみました。サッカーや野球するときにジャマにならないかい?

すると、「木の向こう側とこっち側に分かれて遊ぶから、逆に目印みたいになっていて便利」というお答え。

なるほど、この木が『衝立(ついたて)』というか、パーテーションみたいな役割を果たしているようですね。

でも、木登りとかできて楽しいだろうなぁ。この木によじ登ったりするの?

すると子供たちは声を揃えて「木に登ったらダメ!」

…軽く怒られてしまいました。みんなが大切にしている木なんだな、って、ちょっと感動。

 

教頭先生にいろいろと話を聞かせてもらったんですが、どうやらこの木、元々は学校敷地内の隅っこのほうに植えられていたそうなんです。

それが、125年もの歴史の中、校舎の建て替えや区画整理などのせいで、敷地がどんどん変形していくことになり、元々は校舎の隅っこのほうだった場所が運動場になり、この栴檀の木はそのまま残された、ということなんだそうです。

誰も切り倒そうとしなかったところが立派というか、スゴいです!

 

そして、この教頭先生とお話しさせてもらっているうちに、もうひとつ凄い事実が判明。

この小学校、元ソフトバンクスホークスで現在は読売ジャイアンツのピッチャー杉内俊哉さんの母校なんだそうな。

あまり野球に詳しくない僕でも名前ぐらいは知っています。すごいピッチャーですよね!?

「あそこの、グランドの隅っこのほうに、ボールを投げられるマトがあるでしょ?あれは杉内くんが寄付してくれたのよ。」

教頭先生の指差す方を見てみると…あのジャングルジムの横にあるやつですか?

P1010331-1

こちら。これ杉内選手の寄贈品かぁ・・・

P1010330-1

球を投げた跡がいっぱい残ってますね。この学校の野球少年の励みになっているんでしょうね、杉内投手の存在って。

杉内少年も、かつてはこの校歌を歌って、

P1010335-1-1-1

そして、この木に見守られながらキャッチボールしたりしてたんでしょうね。

P1010334-2

「たぶん、そうなんでしょうね。この小学校に通ってたころの彼のことは知らないんですけれど…ちなみに、私、杉内くんの中学校のときの担任なんです。」

えーっ、これまたすごいじゃないですか教頭先生!ちなみに中学生時代の杉内少年ってどんな子でした?それこそ“栴檀(ホントはビャクダンだけど)は双葉より芳し”だったとか?

「いえいえ、とっても明るくて元気な子だったけど、あんな立派な選手になるとは。でもね、ずっとずっと、いつも『僕は絶対にプロ野球の選手になる!』って言い続けてたの。だから、“夢は絶対に叶う”って、あの子を見ると思うのよ。」

最後にすごく素敵なお話を聞くことができました。

 

まとめ

◯運動場のど真ん中に大木の立っている小学校は、確かに存在した

◯でも、だれも切り倒そうとはせず、それどころか皆に愛されている木である

◯ちなみに、この学校はジャイアンツの杉内投手の母校でもある

 

この情報を教えてくれた同僚は、たしかプロ野球大好きだったはずなので、早速報告。

「教えてもらった学校って、杉内投手の出身校だったんですよ!」

すると彼、一瞬だけ目を輝かせたんですが、すぐに俯いて、

「ふーん。松坂世代やし、確かに超一流のピッチャーやけど…オレ阪神ファンやからな。」

アンチ巨人ってヤツですか(笑)野球ファンは難しいです。

LINEで送る
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事一覧

『島原の乱』の跡…原城
柳橋連合市場【後編】
博多駅のイルミネーション(後編)