映像制作のボーダーレスの秘密

岡本 良太
岡本 良太
ご当地情報・西日本編
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関門海峡を歩いて渡りたい。【中編】

>【前編】はこちら<

 

本州と九州を分ける海、関門海峡を渡るには、

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吊り橋の『関門橋』か、海底を走る『関門トンネル』のどちらかを利用するのが一般的ですが、関門橋のほうは高速道路の一部なので、車両での通行しかできません。

 

でも、関門トンネルのほうは、

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この図のように、車両専用道路のさらに下に、人間専用の歩道が作られているのだそうです。

海と山に囲まれたトンネル王国の日本でも、このような二層構造はとても珍しいとのこと。

ちなみに、トンネルの構造はこのようになっていて、

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車両専用道路も合わせたトンネル全体の長さは3461.4メートル。

そのうち人間専用の『人道』は780メートル。

そして、いま立っているこのフロアは、海面下約51メートルとのこと…そう聞くと、なんだかちょっと恐い気もしますが、

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トンネルの人間専用通路は目の前、しかもクッキリはっきりと『下関』と書かれてもいますし。迷わず進みましょう。行けば分かるさ!

 

そうそう、もう一丁ちなみに…

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真上を走る車両専用道路の一部なので、この人道も“国道2号線”らしいです。

いよいよトンネルを進む…

と、いうことで、いよいよ関門トンネルの人道に一歩踏み出す…

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とっても明るいです。ここがおよそ海底50メートルだなんて、ちょっと不思議な気分。

この写真は左側に寄って撮っていますが、道路は右側通行です。

【前編】にも書いた通り、20円払えば自転車やバイクも可ですが、

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このように、押して歩かなければなりません。乗り禁止!

 

…よく見れば、このバイクの方、左側の道を歩いていますね。

これはルール違反です。ダメなことなのですが、これには仕方ない理由も。

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とにかくみなさん走ってます!

どうやら、地元では絶好のランニングコースになっているようです。みなさん、けっこうなスピードで走っていらっしゃいます。中には、中学か高校の部活の一環(?)みたいな生徒さんたちもいたりして。

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僕のように写真を撮りながらとか、あと、先ほどのような、バイクや自転車を押しながらのゆっくりとした歩行は、逆に危なっかしい場面もありました。

まーこれはでも仕方ないですよね。北九州・下関あたりは交通量も多いから、なかなか地上では気ままに走れるコースもないでしょうし。

その点、このトンネル内は車が飛び出してくることもないですし、直線だし、明るいし、しかも無料だし。

写真を撮りつつも、時に道を譲りつつ…海底を徒にて本州へと進みます。

退屈な道のりに…!?

道をひたすら、

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とにかく直進。てくてくと歩き続ける…

ここが海の底であることもついつい忘れてしまいそうになります。

 

手抜きして同じ写真を使いまわしているように見えるかもですが、そんなことはありません。当たり前ですが同じ風景なんです。正直、少々退屈してきました…

壁に描かれている魚の絵を見て、

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コブダイですね。若い頃はメスで、大人になったらオスになるというベラ科の魚ですね。したがってこの絵の頃はもうオスかぁ…とか、それぐらいしか考えることもなく。

そうそう、いちおう念のため。

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トンネル内にはこのような緊急連絡用のインターホンが何ヶ所も設置されていましたので、トラブルが起こっても安心です。

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こちらに描かれているのは、マダイ?それともチヌ?

ここは海底およそ50メートルですから、おそらくはマダイでしょう…

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またまたコブダイ。チヌ釣りしてるときにコイツが掛かったら困るんですよね。身が柔らかくて水っぽいから、関西あたりでは不味い魚とされていますが、鍋料理にはいいですよ。特にコブのゼラチンが…

 

マジで退屈してきました。ただひたすら、真っすぐの道を歩くだけで、特に目新しいものが飛び込んでくるでもなく。

あまり書くこともなさそうだし。期待した割にはイマイチだったかなぁ、この関門海峡を徒歩越えするのって。

 

などと考えつつ、ボーッとただひたすら歩き続けていたら、

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おおおっ!これは?

いきなり地面に描かれた文字がめに飛び込んできました。

『福岡県―山口県』ですか!

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ここがまさに県境ということですか!

道だけでなく、壁にも、

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ここが県境であるということ、はっきりと書かれています。

 

…それがどないしてん?と言われるかもしれませんが。

この場に立ってみると、けっこう感動します。

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嬉しさのあまり、通りかかった散歩中のご夫婦にお願いし、

記念写真を撮ってもらったりして。

 

(つづく)

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