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“ラムネ水”が湧く泉・熊本県 球磨郡

熊本城阿蘇神社のことを紹介したときにも書いたのですが、被災地がひとまずの落ち着きを取り戻し、復興に向けて動き出したら、他府県から『遊びに行く』『観光に行く』ということも、ちょっとした支援に繋がるのでは?と、個人的にはそう思っています。

せっかく九州にスタッフが常駐しているのだから、他府県に住んでる人たちが訪れたくなるような、熊本の観光スポットやグルメな話もちょこちょこと紹介していきたい…ということで、今回は熊本県球磨郡にある、“ラムネ水が湧く泉”にご案内いたしましょう!

夏目友人帳に出てくる聖地

熊本のラムネ水と聞いても、ほとんどの人が「はぁ?」という感じでしょうが、

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<出典:amazon>

中には、「あぁ!アレね!!」と思われる方もおられるでしょう。そう、『夏目友人帳 肆』の11話と最終話に登場するアレです。あの場所、漫画・アニメの架空の舞台ではなく、本当に実在するのだそう。

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ラムネとは、もちろんこのラムネのことで(以前にボーダーレスのみんなと飲み会したときの写真。ごちゃごちゃ乱雑しすぎてて申し訳ない)、要は『炭酸水の湧き出る泉』です。

ラムネがボコボコと地中から湧き出している泉…そう聞くと、夏目友人帳を観ていない人にも、ほんのちょっとぐらいは興味を持ってもらえるのでは??

自然の力が強い場所

熊本市内から車で2時間ぐらい?球磨郡を地図で見るとこの辺り。

独特のオシャレな雰囲気に溢れていて、そこに熊本城や路面電車が堂々と存在感を示していて。熊本市内は日本有数の“カッコいい街”だと思うのですが、

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市内を少し離れて、人吉市や球磨郡あたりまで来ると、日本列島の原風景を思い知らされるような気分になります。

単に“田舎”という言葉で片付けられないような…何と言うか、『自然の力が強い場所』という感じ。たしかに妖(あやかし)ぐらい住んでいても不思議じゃない!?

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でも、今回のラムネ水、手がかりは熊本県の観光ホームページ『水の国 くまもと』に掲載されている、

球磨郡あさぎり町上南上永里という、ザックリしすぎの住所

くま川鉄道免田駅から車で約15分

場所がわかりづらい

という、この3点のみ。ちなみに正式な名称は『権現谷ラムネ水』(ごんげんだにラムネすい)というのだそうです。

先ほどの住所をカーナビに入れて、あさぎり町をうろうろとドライブ…

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県道43号線を、人吉方面から多良木方面に向かって走っていると、道路わきの草むらの中に何やらひっそりと看板らしきものが。

車を停めて、よーく観察してみると、

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これを見落とすと、たぶん権現谷ラムネ水には辿り着けないと思います。分りにくいよ!!…でも、こういう手製っぽい標識こそが秘境の名所の証。ワクワク期待が止まりません。

車でしか行けない、でも車だと危険!?

案内に従って、県道43号線から脇道に。

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道中に、いちおう案内の標識があるにはあるのですが、

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非常に分りにくいです。尋ねようにも辺りに人っ子ひとりおらず。

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で、今回私が最後に確認できたラムネ水への案内標識がこれ。草むしてもう何が何やら。ここから先は、いきなり細い山道になっていきます。

田んぼがあるので、しばらく待てば農家の方がやって来られるはず。なので、このあたりで一声掛けて、どこかに車を停めさせてもらった方が良いかも?

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いちおう車で進入できますが…車高が低めな車とか、大きな四駆などは厳しいと思います。道には大きめの石や木の枝などがゴロゴロしているし、道幅も極端に狭いし。

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まさに夏目友人帳的な雰囲気。中級の妖怪とかが酒盛りしててもぜんぜん不思議じゃないし。

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道端には、何やら意味ありげに積み上げられたような石。この石が崩れて、たまに道のど真ん中に転がっていたりもします。車高の低い車は危険そう。

逆に大きな四駆だと車幅がキツいでしょうし、谷に面しているところもあったりしましたし、車重で路肩などを傷付けてしまう恐れもあるでしょう。

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今回は車高充分の軽自動車だったので、どうにかこうにか入っていけましたが…先ほど『ラムネ水まで0.9km』の標識あたりに駐車させてもらって、あとはハイキングで、というのをオススメしておきます。

ちなみに、F値もiso感度もギリギリでこの明るさ。実際に目で見た感じはもっと暗い密林の中という雰囲気です。

右の道です!

かなりデコボコに荒れた、暗い山林道をまっすぐ登っていくと、

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突然、パカッと開けた場所に出ます。アニメ『夏目友人帳 肆』をご覧になった方なら思い当たるでしょう。「右か左、どっちの道か?」迷うポイントです。

ちょっと分りにくいかもですが、左側に曲がる大きな道と、森の中に向かう細い道の二手に(実際は、真ん中に“けもの道”のようなごく細い道もあるので、三つ又に)分岐しています。

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ここ、重要ポイントです!アニメと同様、右側の道が正解です!!案内の看板や標識などは、私が見る限り存在してませんでした。

左側の道はとんでもない崖の荒れた山道で、車で進むと命を落としそうになります(実際、危うく落命しそうになりました…)。

車でここまで来られた方、この場所で車を停め、ここから先は歩いていったほうが良いと思います。ただし、他の車の邪魔にならないよう、駐車は道の隅っこギリギリに。比較的新しい木の切り株があったので、おそらく時々は林業用のトラックが出入りしているんじゃないかと思います。

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昼間なのに肝試しさせられているような、あまり気持ちのよくない山道を。

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すぐ側にはとってもきれいな清流と、その上に架かっているのは水道橋か。

きれいな水が豊富に流れているからでしょうね、ヤブ蚊はもちろん、ブユが猛烈に襲ってきます。福岡では“ブト”と呼びますが。なので、虫刺されが苦手な方は、ブユにも効果のある虫除けスプレー必携!!

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白いガードレールの橋を渡ると、どこからともなく水の落ちる音が聞こえてきます。木々の間をよーく見ながら歩いていると、道の左手にチラッとが!

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さらに周囲をよく見回してみると、滝のほうに近付けそうな、まさに「けもの道」としか呼べないような細い小道が足元に。

マムシ出ない!?とビクビクしつつ、草をかき分け小道を下っていくと、

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橋が目の前に。なんだか弱そうというか、頼りなさそうな感じ。強度的に。

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一人がギリギリ渡れるぐらいの幅しかありません。しかもグラグラ揺れるし。

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すぐ真横には滝。先ほど垣間見えた滝です。こうやって間近で見ると、どうも元々は砂防ダムだったっぽい?そこに湧水が流れ込んで溢れているのかも?でもさすが“水の国・熊本”です。

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滝つぼの水、きれい!

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橋、怖っ!!

…なんて事を考えながら橋を渡りきり、対岸に到着すると、

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岩陰にひっそりと、祠のようなものが。

どうやらここが今回の目的地、ラムネ水の湧く泉のようです。

飲めたもんじゃない!!

ここも無理やり明るく写真撮っていますが、木々に囲まれていて、本当はもっと暗いです。真っ昼間なのに。。。はっきりいって気持ちの悪い、心霊スポットのような雰囲気

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さらに近付いて、泉を覗き込んでみる…臭い!鉄サビのようなクサい臭いが辺りに満ち満ちています。水も真っ赤。鉄分がかなり多く含まれた湧水みたいです。

時々「ぽこん」と大きな気泡が水面に浮かんできます。そして、また周囲が鉄サビくさくなる…

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“ラムネ水”ということで、いちおう飲んでみるつもりだったのですが。

コップに汲んでみると、

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まあ、透明度的にはそんなに悪くないように見えます。しかし、コップを口に近づけただけで、錆びた鉄の臭いが鼻を突く…ダメだこりゃ。よう飲めん。。。

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ガムシロップまで用意していったほど飲む気満々だったのに。「明日はラムネ飲み放題だぁー!」と浮かれていた昨日の自分、恥ずかしい…

本物のラムネのように、コップ内に気泡がシュワーっとまではいきませんが、

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木の棒を差し込むと泡が現れるので、炭酸水であることは間違いないみたいです。熊本県の観光サイトには『昔は薬効があるとして、地域の住民に飲まれていた』というようなことも書いてあるので、飲めなくはなさそうですが。

もし、「鉄サビ大好き!」というような方がいらっしゃいましたら、この熊本県球磨郡に赴いて、そしてこの『権現谷ラムネ水』の味の感想をぜひぜひお聞かせくださいませ!!

 

アニメ『夏目友人帳』が好きな人ならともかく、それ以外の人にこんな場所をオススメしてどうする!?他に何かあるのか?と聞かれても、「マイナスイオンがいっぱい」とか、「図鑑でしか見たことのない虫がうじゃうじゃいる」ぐらいしか思い浮かばなくて恐縮ですが。。。

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熊本城や阿蘇神社のようなメインディッシュ的観光名所だけでなく、このような、晩ごはんのおかずにもう一品!?的な、あまりガイドブックなどに載らなさそうな穴場スポットも紹介していく予定ですので、熊本観光に来られた際の“あともう一ヶ所”の参考にしていただけたら嬉しいと思うのです。

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