映像制作のボーダーレスの秘密

岡本 良太
岡本 良太
ご当地情報・九州編
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熊本城の今【後編】

>【前編】はこちら<

 

前編でも書いた通り、以前は熊本市内に阪神百貨店があり(正式には県民百貨店という名前だったそうです)、小さいながらもタイガースグッズコーナーもあったので、関西から福岡に引っ越ししてきたばかりの頃はよく通っていて。

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そのたびに熊本城を眺めては、「なんと気高く、そして強そうなお城だろうか。」と感心していたものです。お世辞でもなんでもなく、個人的には日本一美しいお城だと思っています。

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前編でも書いたように、このボーダーレスの秘密では、まだ地震が起こることなんて想像もしていなかった頃の熊本城を紹介したことがあるのですが。見比べるのさえ空しく、ただただ痛ましく思えてしまいます。

加藤神社へ

「今、熊本城の天守閣をいちばん近くで観れるのは加藤神社」という話を聞いたので、城下を過ぎて坂を上り、神社への参道に差し掛かりました。

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石垣が間近に見れる分、熊本大地震の激しさと恐ろしさを、より強く感じてしまいます。瓦や城壁のダメージはニュースなどでもよく伝えられていましたが、城内に植えられていた木々や草花までもが、

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このように被災しているということ、当然といえば当然すぎる話ですが、現地に行ってみて初めて知ったことです。

加藤神社は熊本城内にあるお城なので、参道も石垣に囲まれているのですが、

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土嚢が積み重ねられているので、ひとまず倒壊の心配はなさそう。

安全ではあるけれど物悲しい、殺風景な参道を抜けると、少し高台になったところに見えてくるのが加藤神社。

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熊本城の城主であり豊臣秀吉の懐刀でもあった、加藤清正公を祀る神社です。

加藤神社から望む熊本城

加藤神社周辺も相当の痛手を負ってはいますが、

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社殿や社務所はひとまずの姿を保っているようです。

境内にあるビュースポット。熊本城の天守閣を一望できます。

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ぱっと見た感じは、白と黒のコントラストが美しい、あいかわらずの熊本城。『日本三大名城』『三大天守閣』のひとつに数えられることも多い名城、さすがの威容です。

でも、カメラのズームを使って、天守閣を拡大してみると、

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瓦は落ち、屋根の地肌を寒空に晒している状態です。まだ手が付けられるような状況ではないのでしょう。あまりにも痛々しくて、見ているだけで涙が出そうになりました。

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春に熊本旅行、いかがですか?

陽も落ちかけてきたので、そろそろ加藤神社を後にして、帰路につくことにしました。

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城内は至るところ立入禁止の柵が張り巡らされています。

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今にも崩落してしまいそうに見える櫓も。

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熊本城の特徴のひとつでもある『武者返し』は大丈夫にみえますが、

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その先の石垣は完全に崩落していました。

今にも崩れ落ちてきそうで、非常に危険な状態のように見えますが、これはカメラをズームして撮った写真なので、実際は、

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このように、お城すぐそばの歩道にさえ近付けないほど厳重な安全対策が施されているので、安全な距離から熊本城の今の姿を拝むことが可能です。

工事関係者らしき方にお聞きしたところ、「完全な修復はまだまだ先ですが、僕らは地震から3年後の、2019年にはもう少し近くでご覧いただけるように頑張っていますよ」とのこと。

確かに、一刻も早く、美しい“銀杏城”の姿を見たいのはやまやまなんですが…くれぐれも無理なさらず、二次的な災害に巻き込まれないよう、お祈りしております。

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僕個人が出来る、いちばんの“復興支援”は、現在の熊本市に遊びに行くことではないかなぁと思っています。あくまでも個人的な思いなので、同意を求めたり、強要したりするものではないですよ。

熊本に観光旅行に行って、お城を眺め、地元ならではのご飯を食べて、温泉に入って、お土産を買って帰って、「今の熊本市内はこんな感じだったよ」と、職場や学校や家庭で話すことが、いちばん、熊本を応援することに繋がるんじゃないか?と思います。

熊本の城下町。

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熊本の街って、福岡とも少し違うし、東京を真似してる雰囲気もなくて、そこかしこに独特のセンスを感じるというか。

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焦がしニンニクがキメ手の熊本ラーメン食べました。美味しいですよ、ぜひ本州のみなさんにも味わってもらいたい!

本当の復興までには、まだまだ時間もかかると思います。僕が生まれ育った神戸の街でさえ、震災から20年以上も経つのに、まだ完全に元通りになったとはいえない、いろんな問題を抱えたままですし。

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ただ、何年かかるか判りませんが、きっとまた、あの美しくて強そうな熊本城が甦ることを信じていますし。

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お城を取り巻く桜の木たちは、まだ冬の寒さに耐えている最中だったので、花の時期になったら、またここに来ようと思っています。

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