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熊本城、2017年の秋【前編】

先日、久しぶりに熊本市内に行ってきました。

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たとえ、ごくごく微力であっても、何か熊本復興の力の足しになれればと思い、このブログでも今年の2月に熊本城の様子をお伝えしたのですが…

その時は『また夏に来たい』と書いたにもかかわらず、福岡県が大雨洪水の災害に遭ったことなどもあって、熊本市内をゆっくり巡ることもできずじまい。

秋になって、ようやく訪れることができたわけですが…今にも降り出しそうな、あいにくのお天気。ちょっと残念です。。。

熊本城稲荷神社に

熊本・大分を襲ったあの大地震が2016年の4月14日。

福岡に住んでいても、最近は熊本城の現状があまり伝わってこないのですから、全国的にはもっと情報が薄くなってしまっているのではないでしょうか。

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あいかわらず、天守閣に登ることはできません。かつて入城ゲートのあった『須戸口門』も、あいかわらず閉鎖されたまま。

でも、そのすぐそばの熊本城稲荷神社には普通にお参りできました。

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『智恵の輪くぐり』が有名なお稲荷さんです。

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輪っかの中をくぐることでご利益が。でもちょっとした作法があります。

外国からの観光客の皆さんがワーワーと楽しげにくぐっておられて、私もなんとなく嬉しい気持ちに。熊本城内にある加藤神社は軍神の意味合いも強い神聖な場所ですが、こちらはお稲荷さん。庶民の神さまです。

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こちらも人気の『開運水みくじ』。引いたときは何も書かれていませんが…

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社務所すぐそばに置いてある水がめに浮かべると、こんな感じに文字が浮かび上がる!しかも大吉!!

前よりは近付けます!

実は、この熊本城稲荷神社で突然にカメラが不調に。どう設定してもホワイトバランスが狂いっぱなし…お稲荷さんの怒りに触れてしまった!?これまでは全然そんなことなかったのになぁ。。。

神社を後にして、ごまかしつつパチリパチリとシャッターを切る。

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石垣はあいかわらずです。崩れてしまって痛々しいかぎり…でも、前回(今年の春先)の写真と比べたら、かなり修復が進んでる?

これで伝わるでしょうか?何よりも、

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歩道が整備されて、かなり石垣の近くを歩けるようになっていました。たぶん、石が崩れ落ちてくる心配がなくなったということでしょう。

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説明によると、ただ元通りに石垣を修復するだけでなく、これまで謎の多かったお城の建築方法について、さまざまに研究をしつつの復旧作業になっている部分もあるのだとか。

熊本城に限らず、日本全国のお城の築城技術は当時の最高機密でもあったはずですし、ちゃんとした設計図のようなものも残っていないでしょうし。

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起こってはいけないことですが、もしかしたら今後もまた、どこかのお城がこのような目に遭うことがあるかもしれません。その時に、失われてしまった日本の築城技術の秘密が解明されていれば、それはかならず復旧の力になるはずです。

加藤神社から天守閣を

それにしても。天気はイマイチだし、カメラは不調だし。しかも。

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熊本城は別名“銀杏城”。ギンナンを篭城の際の食料とするために、または火事を防ぐために、城内の至るところにイチョウの木が植えられていることでも有名です。

なので、この時期なら、美しく黄色に彩られたイチョウの木々を見ることができると思っていたのですが。

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目に付くところにはほとんどイチョウの木らしきものは見当たらず。まあ、お城のすぐそばには近寄れないのですから仕方ないんですけどね。

ちょっとアテが外れたかも?なんて思いつつ順路を歩く。

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着きました。天守閣がいちばんよく見えるところ。加藤神社です!言うまでもなく、この熊本城を建てた加藤清正公を祀る神社です。

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この真っ白な大鳥居は地震にも耐えたそうですよ。そのご褒美(?)として、キレイに塗り直されたそうです。

この鳥居のすぐ横には、

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よかった!ようやく見れた感じ。熊本城を現すものの一つでしょう、イチョウの木。ちゃんと黄葉しています。

神社ですから、まずは手と口をすすぎ清め、拝殿にお参りするのが先なのでしょうが。まずはやっぱり気になります、天守閣の状況。

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今年の春先にはまだ手付かずというか、瓦もまだむき出しの痛々しさを見せていましたが、今は囲いに覆われています。足場もしっかり組んであります。

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お城の姿が拝めないのは残念ですが、それでも、修復に向けて確実に動き始めているのは間違いないみたいです。

 

12月1日(金)公開予定の【後編】につづく

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