映像制作のボーダーレスの秘密

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ご当地情報・西日本編
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神戸のロック&アートを見守る『ミナエンタウン』【後編】

>【前編】はこちら<

 

昔は、近所のお好み焼き屋さんに冷やゴハンだけ持っていったら、焼きそば麺や油カスなんかといっしょに炒めてもらえて、

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そばめしを作ってもらってお持ち帰り、なんてことも普通だったのですが。最近はそんな風習もなくなってしまったんでしょうか…

ちなみに、古くからやっている神戸のお好み焼き屋さんでは、基本的にはマヨネーズかけません。最近はお客さんの要望に応えるために用意しているお店も多いみたいですが。

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どろソースだけでええんとちゃう?

 

ミナエンタウン内には何軒かのお好み焼き屋さんがあって、

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他にも居酒屋さんや、中華料理のお店も。

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そうそう、神戸の中華料理屋さんって、だいたいどこも安くて美味しいですよ。けっこうオススメです。中華街があるからでしょうか?とくにこんな感じの、昔からやっている小さなお店は、あまりハズレないように思います。

名画座!

食後にふたたび、タウン内をブラブラ。

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常連さん以外は、よっぽどの酒好きでもないと入れなさそうなスナック群。

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シャッターが閉まっているお店も多いですが、これは日曜日だからかも?

以前、一度だけ勇気を出してミナエンタウンのスナックに入ったことがあるのですが。中に入ってみると、そこはスナックというよりも“トリス・バー”という感じ?マダムと呼びたくなるようなママさんが一人で切り盛りしていて、常連さんたちがロックやアートや文学について熱く議論を戦わせていました。

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まだ若かった僕は、圧倒的な知識量を誇る初対面の諸先輩方に全く付いていけず。しょんぼり店を後にしたのでした。

あのお店がどこだったのか、細い記憶を辿るも結局わからずじまい。残念。今ならもう少しだけ勝負できそうな気も…いや、無理かなぁ。
そんな、昭和なお店の間を泳ぎぬけて行った先に…

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『パルシネマ しんこうえん』。よかった~!まだ残っていましたよ。映画館です。いわゆる“名画座”というやつ。ミニシアターではないですよ!!

東京にはまだいくつも残っていますが、全国的にはすでに絶滅危惧種です、名画座。

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二本立て・入れ替えナシ・外出可能に加えて、このパルシネマは“他のお客さんに迷惑かけないよう、こっそりと目立たぬように”すれば、食べ物もお酒も持ち込み可能です。

公式ホームページに『酒類の持ち込みは禁止ではございませんが、堂々とした持ち込みはご遠慮願います』という、まあ「大目に見たるさかい、あんじょうやりや」的な、牧歌的な注意事項が。(2018年3月の時点での記載ですが、大昔からずっとそうなので、おそらく今世紀中ぐらいは持ち込み黙認かと)

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しかも、映写室へもけっこう自由に入らせてもらえます。35ミリフィルムの掛け替えなんて、映像クリエイターでも見たことないって人が多いのでは?上映プログラムによってはそんなチャンスもありますので、スタッフさんにお願いしてみましょう。

エジソンが作ったキネトスコープが日本で初上映されたということから、神戸は“日本映画発祥の地”と言われたりもしています。神戸のアートシーンを語る上で欠かせないのが映画。映像ではなく、映画です。

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ああ~、この映画はDVDとか配信じゃなくて、スクリーンで観るべきだったよなぁ…なんて後悔を打ち消してくれる救いの神、それが名画座。

今年の5月には、これこそ拡大映写で観るべき「ロシュフォールの恋人たち」や、ご存じ新海誠監督の「君の名は。」そして6月にはオールナイトで「LEON 完全版」上映と、まさに名画目白押しじゃないですか。関西方面に行かれる前には『パルシネマ しんこうえん』の公式ツイッターのフォローお忘れなくです!

居心地良すぎなカフェで

少し歩き疲れもしたので喫茶店へ…なんせ日本でいちばん最初に喫茶店が出来たのは神戸とも言われていますし。カフェ文化が根付いています。

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ミナエンタウンの喫茶店といえば『光線』。ずーーーっと大昔からあります。外観もそんなに変わってない気が。神戸界隈ではけっこう有名なカフェです。

でも、こちらのお店も気になる…

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こんな喫茶店、あったっけ?

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『カラオケ歌い放題』って、歌声喫茶的なノリか?

そして、外壁を覆う数々のレコードたち。

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永ちゃんの『スター・イン・ヒビヤ』やぁ!世代ではないのですが、先輩がずっと聴いていたので覚えてしまってますよ。“恋の列車はリバプール発”から始まるんですよね、キップは要らない~♪

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矢沢永吉、ビートルズと並んで岡林信康!ずばり放送禁止レコード。夜明けは近い…

ちなみに、このミナエンタウンからもそう遠くないところに、原一男監督のドキュメンタリー映画『ゆきゆきて、神軍』の主人公、奥崎謙三さんがかつて営んでいたバッテリー屋さんがありましたよ。これらもまた神戸の素顔だったりします。

話が少し逸れましたが。面白そうなカフェなので、ちょっとだけ勇気を出して入店。

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ここも、弾き語りライブができるみたいですね。ギターが何本も。そして、奥に小さめのステージが。

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奥まったところには、レコードプレーヤーにアンプ。

全体的に暗いトーンの、とっても落ち着くイイ雰囲気。好きです、こんなカフェ。マスターも気さくな方で、湊川~新開地界隈の面白いスポットをいろいろと話してくれました。

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コーヒーもめっちゃウマいし!

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カウンターの上にあるこのでっかいミルで、つど都度にコーヒー豆を挽いて淹れてくれます。「香りが高い」ってこういうことかぁ。たまにはこういう、ちゃんとしたコーヒーも飲まねばですね。

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いかにもな、お洒落っぽいアイテムたちと、

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入り口付近で圧倒的な存在感を示す演歌のレコード群。ミクスチャー的かつボーダーレスな景色よ!

訪れてほしい神戸

三宮や元町、ハーバーランドや北野坂などが“A面”で、このミナエンタウンや新開地周辺は“B面の神戸”と呼んだりするみたいですね。でも、出身者からすれば、“両A面”というか、むしろコッチあたりをパワープレイしたいというか。

本当はもっともっとオモロい、ロックでアートが過ぎるようなポイントがあったりもするんですが、ここはいちおうボーダーレスのブログなんで自粛…

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東京や大阪の下町とはまた違った、独特のキナ臭さがアチコチから漂ってくるんで、そういうのが好きな方にはオススメの一角ですよ。

【前編】にもちょこっと書きましたが、このミナエンタウン周辺には他にも東山の市場とか新開地の本通りとか、あと『平野区』っていう、これまた激ディープすぎる街があるのですが…まだ昔のままなのだろうか平野区?もう何年も行ってない。。。またチャンスがあれば、そっちの方面の“リアル神戸”も紹介したいと思います。

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